プランしてては間に合わない!?ビジネスに役立つDOODA(ドゥーダ)ループ

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「PDCAを沢山回すんだぞ」

新入社員のころ、よく言われてきたキーワードです。

このビジネス会話で人気者の老舗PDCAですが、最近ライバルが出現しました。

それが…

D-OODA(ドゥーダ)!

今回はDOODAって何だろう?を診ていきます。

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D-OODAとは

D-OODAとは

Design(計画立案)

Observe(観察)

Orient(方向付け)

Decide(決定)

Act(行動)

の頭文字をとったオペレーションの考え方です。

「米軍式 人を動かすマネジメント」(田中靖浩著)で紹介されたことで有名になりました。

米軍のオペレーションを基にした考え方であるD-OODAは、変化の流れが早い現代において、より効率的な考え方として注目されています。

まず、本部がおおまかな計画を立てます(Design)。

その後、現場で、観察(Observe)、方向づけ(Orient)、決定(Decide)、行動(Act)というループを回していくものです。

本部が行う計画は、あくまで「Plan」ではなく「Design」。

ではデザインとは具体的には??

本部で行うデザインのプロセスは4つ。

①指揮官が全体の指針を提示する。

②指揮官と幹部たちが「対話」によって、相互理解、共有をすすめる。

③目標、方法、資源、リスクを分析・検討する。

④作戦のストーリーを可視化する。

重要なのは、2番目と4番目のプロセスです。

2番目では「対話」によって、それぞれの経験・知識を共有し、問題の正しい本質、その解決策を探っていきます。

計画を数値ばかりで考えるのではなく、「対話」を重視し、より質の高い意見交換を目指しているのです。

4番目では、作戦のストーリーを可視化します。

数字ではなく、あくまでもストーリーです。

PDCAとD-OODAの違い

D-OODAとよく比較されるのがPDCAサイクルです。

この二つの大きな違いは、柔軟性とスピードです。

PDCAサイクルの場合、P(プラン)で時間を取られてしまうのが問題です。

さらにその熟考されたプランに応じてDCA(実行、評価、改善)が進んでいきます。

そのため、現場で、変化に応じた臨機応変な柔軟な対応ができなくなります。

D-OODAは幹部が作ったストーリーに対して、現場が再び状況観察(Observe)と方向付け(Orient)を行います。

現場でしかわからない視点で計画を再定義することで、より一層実行力と柔軟性がアップ(≧▽≦)

D-OODAは幹部の方向性をぶれることなく、現場に権限委譲をできる、変化に対応できるオペレーションになるのです。

エフェクチュエーションもそうですが、芯はぶれずに、されど柔軟に、変化の波にスピードもって乗ることが試されている時代になってきましたね。

ではでは。

またね!

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