決算書上では利益が出ている。
うんうん(^^)v
経営はだいじょーぶ!
しかしある日、うぎゃっ、倒産Σ(・ω・ノ)ノ!
黒字なのに倒産してしまう、黒字倒産が起きることがあります。
今回は黒字倒産について解説していきます。
黒字倒産とは
黒字倒産とは、決算書上では、利益が出ている(黒字)
のに、倒産してしまうことを言います。
そもそも倒産とは
倒産とは…
支払える現金がないため、継続して経営できない状態をいいます。
ずーっと、赤字でも、支払いさえできれば、倒産はしないのです。
つまり…
手元に支払いができる現金があればOKです。
なぜ黒字倒産が起きるの?
黒字倒産が起きる原因:キャッシュ(現金)が足りなくなるため
例えば…
100円で仕入れた木材を加工し、2,000円のベンチで販売できるとします。
ベンチを製造するもろもろ費用は500円。
2,000円(販売額)ー100円(材料費)ー500円(もろもろ費用)=1,400円(利益)
利益が出ているので黒字です。
しかし、販売する前に、材料費100円の支払い期間がきてしまったとしたら…
まだ販売していないので、手元にある現金は、0円。
100円支払えないから、倒産(>_<)となるのです。
黒字倒産を防ぐには
では、支払える現金が常に手元にある状態をつくり、黒字倒産を防ぐにはとうしたらよいでしょうか。
大きな予防策は3つ。
- キャッシュフローを把握する
- 支払い期間を延ばす
- 在庫を減らす
この3つを具体的に説明します。
とある木製のベンチを製造している会社を例にします。
1.キャッシュフローを把握する
キャッシュフローをしっかり管理し、手元にある現金を把握します。
キャッシュフローの付け方はここでは解説しませんが、検索してみましょう。
キャッシュフローについての記事はこちら↓
2.支払い期間を延ばす
木製のベンチを製造するには、木材を仕入れます。
木材を仕入れた際、支払いを行います。
この支払いは、都度行われる場合よりも、一定期間分まとめて後日支払うことの方が一般的です。
この支払期間が、15日に1度と、2か月に1度だと、2か月に1度のほうが、手元に現金がある期間が長いのです。
よって、支払い期間を延ばせると、現金に余裕ができ安心です(*^^)v
3.在庫を減らす
在庫はモノで、現金ではありません。
例えば、
「税金の支払いお願いします」
「倉庫に在庫として眠っているベンチでお願いします(*’ω’*)」
「は~い、OK!納税完了です。」
とはならないのですΣ(・ω・ノ)ノ!
しかも在庫は資産として計上されます。
在庫が多いと、決算書上はなかなか良いなとなっても、現金がなくて支払いできず、黒字倒産となってしまう可能性があるのです。
以上、黒字倒産とは?から始まり、黒字倒産を防ぐ方法までを簡単にまとめました。
黒字を出せているということは、世の中で求められている会社です。
そんな会社が支払いできずに、事業を存続できない、、、なんてことはなんとか避けたいですよね。
キャッシュフローを把握し、対策することはとっても重要です。
それでは、この辺で。
まったねー!
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