収益性の高いキラッとひかる注目企業
「M&Aキャピタルパートナーズ」
高い収益性の要因を探っていきます。
2022年の企業分析はこちら↓
≫【2022年分析】M&Aキャピタルパートナーズ★世界最高峰の投資銀行を目指す時代に必要とされる会社
M&Aキャピタルパートナーズってどんな会社?
- 会社名 :M&Aキャピタルパートナーズ株式会社
- 売上高 :8,337 百万円
- 営業利益額 :3,656 百万円
- 経常利益額 :3,612 百万円
- 純利益額 :2,603 百万円
- 従業員数 :115 人
- 従業員平均年齢 :31.5 才
- 従業員平均給与額 :2,994 万円
- 払込資本金額 :4,971 百万円
- 発行済株式数 :15,173,000 株 (2017年)
28年度の売上は約83億円、税引後当期純利益が約26億!
収益性の高さには驚きです。
そして、ここで他社と比較して抜きんでているのはは従業員平均給与額ではないでしょうか。
日本の企業では抜群のトップレベルです。
従業員数は115名。
成約件数が増えて急成長してきたため、最近従業員数も増加していますが、それでもわずか115名しかM&Aキャピタルパートナーズで働くことができません。
選ばれた115名です。
少数精鋭。
収益性が高い。
従業員も大切にしている。
さらに、少子高齢化により、高齢の経営者が増えていく今後の日本にとって、重要な選択肢である事業継承をM&Aという形で提供する社会性も高い事業内容です。
事業内容は、事業承継M&Aが中心でアドバイサリーサービスを提供しています。
中堅、中小企業をターゲットにしています。
事業の引継ぎに悩みを抱えている経営者に対し、M&Aによる問題解決を提案し、情熱と誠意で実現までとことんサポート。
ふむふむ。年間成約件数もぐんぐんっと伸びております。
(出典元:M&Aキャピタルパートナーズ2017年9月期 決算説明資料より)
目指すところは、
クライアントへの最大貢献と全従業員の幸せを求め世界最高峰の投資銀行
クライアントはもちろんのこと、従業員を大事にしていることが良く分かります。
そして、なんとも魅力的なのが経営方針です。
少しかみ砕いて。
・世界最高峰のプロフェッショナル集団として高い知識・サービスレベル、チームワーク、新分野への挑戦と努力を続けますよ。何より他社と群を抜く誠実さと高い情熱で顧客の期待する解決、利益実現のために取り組みますよ。
・当社の社員は、より幅広く、より高いレベルでの業務を通じ、人間的成長、経済的豊かさ、家族の幸福を達成していきますよ。当社の業績と未来は優れた社員の活躍によるものですよ。
・小規模ブティックではなく、世界最高峰のブランド、人材、実力を持つ投資銀行を目指しますよ。信用を守るための徹底した機密保持、法令順守、資本の強化と、最高の人材を引き付けるための高い収益性を維持していきますよ。
かっこいいですね!
かっこいいなと思った箇所を太字にしたら、ほとんど太字になってしまいました。
以上をまとめまして、M&Aキャピタルパートナーズを人に例えるとこんな感じになります。
[adchord]
高い収益性を出せる仕組み
では、高い収益性はどのように実現しているのでしょうか。
そもそも、M&Aのコンサルタント業界というのは収益性が高い傾向はあります。
これは原価がかからず、人件費のみというビジネスモデルが要因。
同業種の日本M&Aセンターも収益性は高め。
(どちらもとても優良企業)
<売上高営業利益率>
- M&Aキャピタルパートナーズ:約43%
- 日本M&Aセンター:約47%
(2017年)
成約件数が増えれば、収益性も高くなります。
M&Aキャピタルパートナーズの成約件数は、伸びております。
ぐんぐんとタケノコのよう。
(出典元:M&Aキャピタルパートナーズ2017年9月期 決算説明資料より)
では、成約件数が増えてる要因は?
次の2点が要因と、個人的に考えました。
- ①契約方法
- ②人材
①契約方法
初期の相談段階では費用はかかりません。
譲渡企業と譲受企業が基本合意する段階で、初めて成功報酬の10%費用が発生する契約方法を採用しています。
これにより、顧客先の企業が相談しやすくなるのはもちろんのこと、従業員も営業しやすくなります。
納得できるまで相談されたうえでの契約になるので、契約後半もスムーズに進むのがメリットと考えます。
これにより、多くの良い成約がうまれるのでしょう。
②人材
M&Aキャピタルパートナーズは目指すべき姿に従業員の幸せを掲げ、それを実行する仕組みがあります。
最初に、従業員平均給与額が高いことを挙げましたが、これは上限のない成果報酬の仕組みによるものです。
また、経営方針に従業員の家族の幸福を掲げております。
朝から晩まで家族の時間なく働くのではなく、自分を成長させながら、効率よく、しっかり結果を出すことを後押しする環境がありそう。
結果、人気企業となり、選ばれし人材が集まって、成約件数の増加に繋がっているのでしょう。
あまり詳細なデータは見当たらなかったのですが、直近5年のコンサルタント離職率は1.5%。
現在の転職が気軽にできる情勢も踏まえまして、従業員の定着率はとても高いといえるのではないでしょうか。
M&Aキャピタルパートナーズを取り巻く環境、顧客のニーズ
〈取り巻く環境〉
最近の中小企業の実態を分かりやすくまとめてある中小企業白書によりますと、後継者候補がいない企業は、全体の約30%にあたります。
(出典元:中小企業庁 2017年度中小企業白書)
2017年の社長の年齢年齢は約61才。
(出典元:東京商工リサーチ)
東京商工リサーチによると、60代の構成比が31.98%で最も高く。70代以上は26.18%となり、調査開始以降、最も高い構成比だったようです。
後継者がいない状態で、事業継承を行うと時間がかかります。
日本の魅力的な企業を存続させるためにも早い対応が必要です。
〈顧客のニーズ〉
では後継者がいない企業はM&Aに関して、どのようなニーズがあるのでしょうか。
重視するポイントは、従業員の雇用の維持、会社の更なる発展にようです。
(出典元:中小企業庁 2017年度中小企業白書)
また、最大の課題と感じていることも、やはり従業員のことのようです。
同時に、M&Aに関する知識そのものに不安を感じており、M&Aを自ら進んで実施するには至っていない印象です。
(出典元:中小企業庁 2017年度中小企業白書)
今後の注目ポイント
経営者にとっては、自らが大切に育ててきた子供のような会社、またその会社で一生懸命、共に働く従業員、どちらも経営者にとってはとても大切な存在です。
どちらも、現状より良い方向に向かうことができる選択肢にM&Aがあるのであれば、実施したいのではないでしょうか。
M&Aに関する知識がないなか、群を抜く誠実さと、高い情熱をもって、従業員の今後、会社の発展を親身になって最後まで相談にのってくれる専門家が、これからの日本に求められております。
まさにM&Aキャピタルパートナーズの出番です。
これからの活躍が楽しみです!
他のM&Aキャピタルパートナーズの企業分析記事は以下です。
2022年の企業分析はこちら↓
≫【2022年分析】M&Aキャピタルパートナーズ★世界最高峰の投資銀行を目指す時代に必要とされる会社
それではこの辺で。
まったねー!
コメント