中小企業診断士の資格取得の勉強は、とても役立つ濃いものでした。
資格取った後にどうするかが、もちろんもちろん1番大切ですが、中小企業診断士の勉強は、それ自体が網羅的に経営全般、会社とは?を学べるのでオススメです(≧▽≦)
今回は1次試験の具体的な勉強スタイルについてまとめます。
私は、比較的短期間の勉強で、ぎりぎりなんとか合格しております。
なので!ぎりぎりな方法になります。
こちらにまとめてあるスケジュールだと、結構危ない!
という反面教師で、参考にして頂けるとうれしいです。
1次試験の勉強期間
2014年5月〜8月:お試し学習。どんなものなのか?
2015年2月〜8月:集中して勉強!←今回はここの勉強方法をまとめます。
2014年度の試験を8月に受け、全滅しました(+o+)
その後、少し(だいぶ…)休憩をはさみ、2015年2月から勉強を再開。
2015年8月に1次試験があったので、集中して勉強した期間は7か月になります。
1日のスケジュール
〈平日〉
- 5時~7時:勉強(過去問)
- 9時~19時:仕事
- 21時~22時:勉強(財務会計の問題集)
- 23時:就寝
そもそも朝型タイプでした。
夜は意識を失うほど眠くなるので、朝中心の勉強です。
最初は過去問1回分を実施し、答えを理解するのに時間がかかっていました。
4月ごろになると、朝の2時間で1教科分&答え合わせをできるようになりました。
毎日過去問1教科試験を受けてから、仕事へ出社!というスタイル。
〈休日〉
- 5時~7時:勉強(過去問)
- 9時~13時:勉強(過去問たくさん)…図書館①
- 15時~20時:勉強(過去問たくさん)…図書館②
- 23時:就寝
受験生ばりの1日のスケジュール…
普通の人は引くのではないか…
朝の起床時間、夜の就寝時間は平日と同じ。
図書館①、図書館②とあるのは、自転車で行ける距離に図書館が2つあったので、サイクリングの気分転換をかねて図書館のはしごをしてました。
子供がいる今を考えると、全部自分の時間に使えている土日なんて、贅沢な時間の使い方です(^^;
こうなってしまったのも、自分の知識量が足りないわりに、勉強スタートが遅かったためでございます。
月間のスケジュール
1日のスケジュールは前述のとおりですが、月によって多少異なります。
勉強の進捗状況を月間で。
<2~3月>
最新年度の過去問を1年分実施しました。
問題見る→すぐ答えを見る→答えだけではほぼ分からないので、テキスト見る、ネットを調べる
という感じ。
1年分通すのに、とても時間がかかりました。
ここが辛いんですよね(+o+)
勉強慣れもしていないし、全部分からないし、全然進まないし…
踏ん張りどころでした。
<4月>
過去問を1年分実施してみてわかったこと。
私には、特に財務会計、経済の2科目の知識が、圧倒的にたりない!
そして、記憶力というより、理論を理解すれば応用できそうだったので、この2科目の過去問5年分(TACの過去問題集1冊分)を重点的に実施することに決めました。
そこで、月間のスケジュールを計画して挑んだのです
が…
計画(黒字)、実際(黄色マーカー)
※4月1日 財務21年1回目=財務会計の21年度の過去問を1回目実施する
※土日は終わらなかったものを実施できるよう予備日
ちーん(;’∀’)
全然計画通りに行きませんでした…
分からないので本当に時間がかかりました。
1カ月かかって、3年分の財務会計、経済の過去問で終わってしまいました。
ということで5月になります。
<5月>
ゴールデンウィークは家族との時間を過ごす&4月の間違えた過去問部分を確認したりしててあっという間に終了。
結局は5月中旬まで、財務会計の過去問集中期間が侵食。
焦る…(>_<)
あまりにも出来が悪かったので、財務会計、経済の5年分の過去問を実施するのでなく、2、3年分を2回繰り返しました。
そして、5月後半からは、企業経営理論、情報システムの過去問5年に取り組みました。
土日の予定が修正テープで消されているのは、平日の終わらなかった穴埋めを土日に実施したことにより、できなかったからです。
うぎゃー。
相変わらず予定通りにはいかないものです。
〈6月〉
6月前半、運営管理、法務、中小企業施策の過去問も5年分手をつけます。
ここで、一通り5年分の過去問は終了です。
もちろんわからないところはだらけで、すぐ答えを確認してました。
ここまでは本当に過去問→わからないところをテキスト、ネットなどで確認するのみ。
「はい、急きょ明日、試験ですよ~」
と言われても、過去の問題で良いので、
「とりあえず合格ラインの60%は分かりますので、いつでもOKで~す」
というポイントまで早くもっていきたかったのです。
6月の後半に、過去問ではないTBCの重要ポイント問題集も活用しました。
TBCの重要ポイント問題集は、産業能率大学のテキスト教材の中の1冊です。
会社で資格取得で全額補助があるテキストだったので利用しました。
7科目と範囲が広い1次試験で、簡単に全範囲の重要なポイントがさーっと確認できたので、記憶から全く消えるということがなくなり、使いやすかったです。
こちらの教材でなくても良いので、7科目全範囲の重要ポイントを、さーっと確認できる問題集があるとおススメです。
6月末からは、今まで科目ごとに回していた過去問を、年度ごとに回していきました。
暗号のようですが、写真の29日の「カ①25年」は
カ=過去問、①=企業経営理論、25年=25年度
という感じ。
以下、①=企業経営、②=財務会計、③=運営官営、④=経済学、⑤=情報システム、⑥=法務、⑦=中小企業施策
となります。
このあたりから、過去問を回すペースが1日1回以上できるようになりました。
だいぶ勉強するということ自体にも慣れてきて、勉強筋がもりもりついてきました!
<7月>
7月も変わらず、過去問を回し続けます。
本当はこの時点で、過去問は完璧!他の問題集で補足!
という達成度にしたかったのですが、ぎりぎり過ぎて時間がありませんでした。
なお、テストの前週の土日(写真では8月1、2日)は、試験と全く同じ時間で過去問を解きました。
これにより、タイムスケジュールを頭に覚えさせました。
ちなみにこの時の過去問の単純正解率は61%。
合格ラインは60%。
いや~、なんとか過去問で60%まで持っていきましたが、焦ります。
最後まで焦っていました…笑
精神的にも良くないですよね。
実際の試験も、ほぼ60%の正解率でぎりぎり合格したので、前週のシミュレーションのまんまでした。
<8月>
最後の1週間はできなかったところを中心に確認です。
めでたく試験当日を迎えたのでした。
あまりにも慌ただしいスケジュールだったので、模試も受けていませんし、資格学校にも通っている暇はありませんでした。
とりあえず過去問を完成させてから次のステップ!と考えていたのですが、過去問を完成させるところで終了~。
結果本当にぎりぎりで1次試験を合格しています。
という感じで、過去問に始まり、過去問に終わった1次試験の勉強でした★
1次試験の合格点数が載せてある記事はこちら↓
≫中小企業診断士に独学でなる方法~時間がない場合におすすめ~
1次試験勉強に使用した教材
〈TACの過去問7科目〉…80%
×7科目(経済学・経済政策、財務・会計、企業経営理論、運営管理、経営法務、経営情報システム、中小企業経営・政策)
〈TACのスピードテキスト7科目〉…5%
×7科目(経済学・経済政策、財務・会計、企業経営理論、運営管理、経営法務、経営情報システム、中小企業経営・政策)
〈スピード問題集〉…5%
TACスピード問題集(経済学、情報システム、法務)
〈TBCの重要ポイント問題集〉…10%
産業能率大学のテキストの中の1冊。
〈おまけ〉
それでもわからないところはYouTube、ネットを見てました。
大変だったこと
大変だったのは、以下2点。
- 朝5時起きの継続
- モチベーションの維持
<朝5時起きの継続>
この期間は勉強最優先、過去問を解いてから、仕事に行く!という状況をつくりたくて、朝の5時起きは毎日継続させてました。
前日飲み会でも、もう少し寝たいな~という時も、寒くて布団でぬくぬくしていたい時も、心を鬼にしてました。
目覚ましがなったら、一瞬で布団からでる!ということを徹底してました。
特に日が短いときは、朝5時は真っ暗。
辛かったです。
辛かったですが、おかげで平日の仕事がある日でも、過去問を解く時間を確保できました。
<モチベーションの維持>
独学の場合、モチベーションの維持がとても大変です。
休日は1日中勉強していて、はて?と立ち止まってしまいたくもなります。
資格の学校に通っていると、同じ目標をもった仲間が沢山できるので、お互い切磋琢磨できると思うのですが、独学の場合、自分1人の世界で、まぁ~いいかぁ~というゆるみがでてきてしまいます。
そんなとき見つけたのが中小企業診断士を目指す人向けにかかれたブログでした。
いくつかあるのですが、私が毎日、夜、必ず読んでいたのがこちら↓
このブログには本当に助けられました。
毎日更新され、怠けちゃおうっかなぁ~という心を、ぎゅっっと引き締めてくれました。
私のモチベーション維持は、このブログなしには成立しませんでした。
またモチベーション維持のほかに、試験の最新の情報も満載。
試験直前には、法務の最新の改正ポイントものっており、そのまま試験にでて3点分は確実に助けられました。
私の点数は421点(420点が合格ライン)だったので、このブログの情報をチェックしていなければ、合格はなかった!
もっとこうしておけば…
私の持っている知識で、7か月という勉強期間は、ギリギリだったので、もう少し余裕を持って取り組めれば良かったかなと、後になって反省です。
土日も受験生のような生活で、最後の方は精神的にとてもきつかったです。
過去問は早い段階で完璧にして、追加知識をつけていければ、当日の点数も伸び、心にも余裕が生まれてたと思います。
当時は仕事をしており、結婚もしてましたが、子供はおりませんでした。
中小企業診断士の試験は、範囲がとっても広いです。
既に持っている力、勉強に使える時間を逆算して、計画立てて勉強することをお勧めします。
また最後に、繰り返しになりますが、こちらに記載してある勉強法は、短期間の勉強で、ぎりぎりなんとか合格しております。
なので、ぎりぎりな方法になります。
こちらにまとめてあるスケジュールだと、結構危ない!という反面教師で、参考にして頂けるとうれしいです。
2次試験も独学で勉強しました。
2次試験に関する記事はこちら↓
≫中小企業診断士の二次試験を独学で合格するには?【一次試験後スタートの最短勉強方法
それではこの辺で。
まったね~!
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