「これから何が売れるか分かる力をつけたい!」
そんな方に応える記事です。
ちきりんさんのマーケット感覚
人気ブロガーの一人にちきりんさんという方がいます。
的確なコメント、考え方が面白く、私もちきりんさんのブログをよくチェックしております。
そんなちきりんさんのマーケット感覚という考え方。
自分のことを考える際、新規ビジネスを考える際、とても重要だなと感じました。
個人的な見解も織り交ぜて、まとめていきます。
今回、参考にさせて頂いた本はこちら↓
posted with ヨメレバちきりん ダイヤモンド社 2015年02月
マーケット感覚とは?
マーケット感覚=これから何が売れるのか?が分かる力
ビジネスで、とっても重要な力です。
このマーケット感覚を要素に分解します。
マーケット感覚= 市場の構造を理解するための要素+ 市場を予測・利用するための要素
さらに各要素を考える上での項目に分解していきます。
<市場の構造を理解するための要素>
①取引される価値は?
②買い手は?=需要
③売り手は?=供給
④取引条件は?(価格など)
これらの項目を整理して、市場の構造を理解します。
そのうえで
<市場を予測・利用するための要素>
⑤買い手と売り手が取引する動機
⑥それぞれの要素に起こりうる今後の変化
⑦市場の中で選ばれるための方法
でこれから何が売れるのか?を考えるのです。
ちきりんさんが強調しているのは「価値の見極め」
最初のステップ①にあたります。
購入している人の求めている価値の本質は?
価値の本質を外していなければ、今は儲かっていないビジネスだとしても、時代の変化と共に今後成長する期待大(≧▽≦)ということになります。
マーケット感覚とマーケティング
マーケット感覚と、マーケティング。
二つの違いは、次のようになります。
マーケット感覚:社会や人が動く根本的な仕組みを理解する
マーケティング:その仕組みを活かして、何らかの目的を達成するための手法
使う順番としては
マーケット感覚→マーケティング
というイメージ。
マーケット感覚は、マーケティングの一つまえの思考になります。
また、消費の現場を理解しようとするマーケット感覚と一緒に、場合分け(ダブりなく、もれなく)の思考でも考えてみると、アイデアの幅が広がります。
ではどうやったら、マーケット感覚が身につくのか?
ちきりんさんは5つの方法を提唱しています。
マーケット感覚を鍛える方法①プライシング能力を身につける
値段をつける時、相場はいくらか?、またはコストからの積み上げはいくらか?と考えるのが一般的。
しかし、ある商品の価値って、人によって違うものです。
Aさんは300円なら買っても良いかな~。
Bさんは3,000円払っても欲しい。
この場合、Bさんのようなグループがある程度いたら、3,000円にすれば良いですよね。
マーケット発想のプライシング方法です。
具体的には、次の様な項目を順に確認していき、プライシングしていきます。
(1)自分にとって、この商品の価値はいくらか?
(2)他の誰かにとって、この商品の価値はいくらか?
(3)そのまた誰かにとって、この商品の価値はいくらか?
(4)この商品をもっとも高く評価する人は、どのような人たちか?
(5)この商品を、誰に向けて売れば、価格は1番高くできるか?もしくは、たくさん売れるか?
ニーズが多様化している時代です。
価値もライフスタイル、置かれている立場によって異なってきます。
どこを狙っていくか?でプライシングが変わります。
マーケット感覚を鍛える方法②インセンティブシステムを利用する
まずは、自分の欲望に素直になります。
こんな欲望があるんだなと確認したうえで、その欲望を満たせるようなインセンティブを考えます。
人の欲望を満たすインセンティブに働きかけて、この問題を解決できないか?と。
規則を作って対応するのでなく、インセンティブを利用したほうが人は長期的視野で良いほうに動いてくれます。
マーケット感覚を鍛える方法③市場に評価される方法を学ぶ
組織に評価されるからこの方法で…
ではなく、市場に評価される方法を選びます。
そして市場の評価は、実際にやってみないと分かりません。
市場の評価100%の商品を出すなんて限りなく不可能です。
なので、まずは行動に移し、市場からフィードバックをもらうことで、評価される方法をどんどん実行に移すのです。
マーケット感覚を鍛える方法④失敗と成功の関係を理解する
失敗したら、どのくらいの損失までストップかけずにいけるか?を考え、多少の失敗は必ず起こるものと考えます。
すぐ行動→失敗→フィードバックをもとに再度チャレンジ→失敗→ フィードバックをもとに再度チャレンジ→ 失敗→成功(やったね!)
というのはよくあるフロー。
失敗は通るステップを認識することです。
突然ですが、学びに必要な2つのステップ
①組織(正しい方法を習い、反復練習する)
②市場(学んだことを実践し、現実的な環境下で成果が出せるような経験を積む)
これでいう①は失敗は少ないですが、②は失敗だらけです。
どちらも大切です。
①をある程度り買うしたら、どんどん②で行動していきましょう。
マーケット感覚を鍛える方法⑤市場性の高い環境に身を置く
市場性の高い場所に身を置きましょう。
市場性の高い場所=
・需要者と供給者が価値を交換する場所
・人間のインセンティブが直接的に働く場所
・組織的な意思決定でなく市場的な意思決定方法が採用されている環境
例えばスーパーのレジ、洋服屋さんの接客など。
このお客さんの購入の決め手は?現場にはヒントがてんこ盛りです。
今回の記事は、こちらの本を参考に、自分なりの解釈を組み込んでいます。
元の考え方をさらに知りたい方はぜひ読んでみてください♪
考え方が広がり、人生全般に重要なことを教えてくれます。
posted with ヨメレバちきりん ダイヤモンド社 2015年02月
それではではっ★
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