cookpad(クックパッド)って使ったことありますか?
インターネットでレシピを見ることができるサービスです。
ネット上のレシピサービスとしてはかなり先駆け。
私も10年以上前から利用しているサービスです(´▽`)
今回はそんなクックパッドについて診ていきましょう♪
クックパッドってどんな会社?
- レシピサイトの会社
- レシピは利用者が投稿したもの
- 毎日楽しく料理する人を世界中に増やしたいと考えている
レシピサイトとして、とても有名な会社です。
一番の特徴は、レシピが利用者によって投稿されたものであること。
料理好きの利用者が、オリジナルレシピを投稿。
他の利用者が作ってみたよ「つくれぽ」というかたちでフィードバック。
「つくれぽ」が多いと、どんどん人気レシピに育つ仕組みです。
料理好きで自分のレシピを気軽に発信できるSNSといったイメージ。
クックパッドにも、プロや有名人のレシピなどももちろんあります。
しかし、メインは利用者の投稿レシピ。
利用者自らレシピを発信できるレシピ専門サイトは、他のレシピアプリにはないクックパッドの大きな特徴です。
あ、一つありました。
「楽天レシピ」は利用者が自らレシピを投稿する仕組み。
クックパッドを目指し、頑張っております。
クックパッドの収入源は?
1位:プレミアム会員売上
2位:広告売上
※どちらも日本国内の事業です。
(数字出所:決算書より筆者作成)
<1位:プレミアム会員売上>
クックパッドのプレミアム会員は2022年時点で、約183万人。
毎月308円を支払うことで、クックパッドのサービスをより便利に使えるようになります。
年間の売り上げをざっと計算しますと…
183万人×308円/(月・1人)×12ヶ月=67億6,368万円/年
これがクックパッドの収入源の約7割を占めています。
大きな収入源です。
プレミアム会員が受けられるサービスはこちら。
(画像出所:クックパッド公式HP)
一番のメリットが、「大人気のレシピがすぐ見つかる!」
大人気のレシピがランキングで見られることです。
クックパッドのレシピはユーザー投稿。
なので、中にはどうしても失敗してしまうようなレシピも混ざっております。
よって、ユーザーは評価の高いレシピを効率的に知りたいのですが、レシピランキングはプレミアム会員でないとみられません。
初月無料でお試しできる仕組みになっております。
(画像出所:クックパッド公式HP)
うん、これはお試ししやすい(´▽`)
<2位:広告売上>
広告売上の種類はいくつもあると思いますが、例えばこちら。
食品メーカーとのタイアップ投稿です。
(画像出所:クックパッド公式HP)
画像はよつ葉乳業やデルモンテなどのメーカーコラボ。
おそらくこちらに掲載することで、メーカーから広告費をもらっております。
メーカーからしたら料理好きな人に、自社商品をアピールできる(^^)
売上・営業利益は伸び悩む
売上は、近年伸び悩んでおります。
過去5年間の売上は減少傾向。
(※データ出所:決算資料より筆者作成)
う~~ん、厳しい。
踏ん張りどころです(=゚ω゚)ノ
大きな原因は、収入源の7割を占めているプレミアム会員の減少です。
どのくらいプレミアム会員が減少してるか?
2018年:約200万人
2022年:約180万人
200万人→180万人の減少とすると、20万人×308円×12ヶ月=7億3,920万円/年。
プレミアム会員が20万人減ると、売上が年間7億3,920万円減少します。
会員数が増えても減ってもサービス原価(レシピサイト)は、ほとんど変わらない仕組みなので利益に直結してきます。
そのため営業利益も大きく下げております。
ここ5年、売上減少とともに利益も減少傾向。
2021年度はマイナスに。
(※データ出所:決算資料より筆者作成)
プレミアム会員数減少以上に利益が低下しています。
理由としては、第2の収益源である広告売上も低下。
また、売上が減っているのにも関わらず、人件費や販促費はそのまま。
未来に向けた投資が拡大しているが、なかなか新規事業が波に乗ってこないことなどが考えられます。
クックパッドを取り巻く環境
取り巻く環境は、プラス要因、マイナス要因があります。
- (+)コロナによる在宅時間増加により、料理レシピの需要は拡大
- (−)動画レシピアプリ「クラシル」などの競合他社の会員数の伸び
料理のレシピニーズは増加。
クックパッドにおいてはチャンスです。
一方、マイナス面としては、レシピアプリの競合の伸びです。
例えばクラシルアプリ。
レシピの動画アプリで、会員数が伸びつづけております。
SNSの運用もとても上手。
売上規模などはクックパッドにはまだまだ追い付かないかもしれませんが(未公開)、2021年当期純利益が黒字転換。
レシピアプリを使っているユーザーからすると、現在、クックパッドの一番の競合となっていると思われます。
クックパッド強み
追い上げてきている競合にはなく、クックパッドが沢山持っているもの。
それは…
- レシピ投稿する料理が得意で大好きなユーザー
クックパッドを脅かすクラシルアプリは、クラシルが考えた料理レシピです。
一方、クックパッドのレシピは、基本的にレシピを投稿してくれる料理好きユーザーです。
料理好きで発信が好きなユーザーにとっては、「自分たちが作っているレシピサイト」という参加型の意識がとても高いのが特徴です。
このユーザーはクックパッド側につき、なかなか離脱しません。
クックパッドの大きな資産であり、強みです。
クックパッドの今後のポイント
今後のポイントは以下と考えます。
料理が大好きで得意なユーザーと世界中で盛り上げられるか
料理大好きで発信もしてくれるユーザーと、クックパッドをどう盛り上げていけるか?
がポイントになってくると考えました(^^)
以下、3点。
2027年までのクックパッドが掲げている目標です。
- 日本→世界へ
- 便利→楽しみになるサービスへ
- レシピ→料理の会社へ
クックパッドには「毎日楽しく料理する人を世界中に増やしたい」というミッションがありますが、まだまだ世界進出はこれからです。
またレシピだけではなく、料理に関する幅広いことをやろうしておりますが、収益源には育っておりません。
この辺りのクックパッドの目標を、現在のユーザーとどう作り上げていけるか?がポイントになりそうです。
クックパッドの最近のチャレンジ
レシピサービス以外にも、いろんなことにチャレンジヾ(≧▽≦)ノ
事業領域を広げようと奮闘中。
いくつか取り組みを紹介します。
<クックパッドマート>
生鮮食品のネットスーパーです。
生産者と消費者をつなぐ直送システムを意識しております。
近くのロッカーに取りに行き、送料無料、1品からでもOK。
生鮮品が中心で、意外にリーズナブルで鮮度良かったり、珍しいものが注文できます。
(画像出所:アップルストア)
クックパッドマートの特徴や評判をまとめた記事はこちら↓
≫送料無料!クックパッドマートの特徴や評判は?まるで事前注文できる道の駅♪【cookpadのネットスーパー】
<「クックパッドがえらんだ全国のイイもの」を販売>
クックパッド・小売業・メーカーが一緒になって、おすすめ商品を店頭販売する取り組みを実施しております。
以下はユザワヤの2022年の取り組み事例。
(画像出所:クックパッド公式HPより)
レシピだけでなく、生産者、食品メーカー、小売、消費者に関わるいろんな取り組みに挑戦中です(´▽`)
売上がなかなか伸びない苦しい現状ですが、現在している投資が実って欲しいところ。
レシピサイトの老舗として、今後のV字回復に期待です(^^)
※関連記事
クックパッドについての企業分析の記事はこちら↓
≫クックパッドってどんな会社?世界中で楽しく料理する人を増やしたいと奮闘中
クックパッドのプレミアム会員についての記事はこちら↓
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それでは、この辺で。
まったねー!
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