収益性の高い企業 ~加工の総合商社 日創プロニティ~

収益性の高い企業 ~加工の総合商社 日創プロニティ~

企業規模が年売上100億円以下で、儲けをしっかり出しているキラッと光る企業第5弾です。

5社目は「日創プロニティ」

高い収益性の要因を探っていきます。

 

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日創プロニティってどんな会社?

会社名:日創プロニティ株式会社
売上高 :6,372 百万円
営業利益額: 915 百万円
経常利益額 :947 百万円
純利益額 :624 百万円
従業員数 :200 人
従業員平均年齢: 43 才
従業員平均給与額: 483 万円
払込資本金額 :2,272 百万円
発行済株式数 :7,360,000 株

28年度の売上は約63億円、税引後当期純利益が約6億!

またまた収益性の高さには驚きです。

もともとは金属加工を行う会社でした。

現在は「加工の総合商社」と言われるように、金属に限らず加工業を幅広く行っております。

 

事業は大きく3つに分類できます。

①金属加工事業

一番のメインとなる事業です。

ソーラーパネルを支える金属の台の企画、設計、加工、販売をはじめ、工場、駐車場、プレハブ、半導体、農業、畜産、車両部品等広範囲な業界に向けて各種金属製品を提供します。

商社から材料直接仕入を行い、材料調達から最終加工までの加工のサプライチェーンを一元化した「オールインワン加工体制」。

短納期かつ大量発注にも対応可能で、低コスト、短納期化を実現しています。

②ゴム加工事業

住宅、機械、公共インフラ設備などに使用するゴム製品の企画、設計、加工、販売を行っています。

③建設事業

先に記述した①②に付随する建築関係の事業です。

 

これらの事業を行う上で大切にしていることは

日々創造」すること

金属加工、金属以外の加工、モノづくり、周辺事業へと事業領域を拡大し、新たな価値を創造して社会に貢献する

という想いのもと、「加工の総合商社」として活躍しています。

 

そんな日創プロニティの強みは以下であると推測します。
・積極的に事業拡大して成長を求めるチャレンジ精神
・製品設計の提案力
・設計から加工、製造を一貫して請け負えるオールインワン加工体制
・短納期かつ大量発注が可能
・利益幅が高い工場の運用管理(なるべく夜間に自動化。人手がかかる試作品、調整を昼間に行う)
・高い収益性と負債の少ない安全な会社経営
・社長のマネジメント力の高さ

以上をまとめまして、日創プロニティを人に例えるとこんな感じになります。

 

高い収益性を出せる仕組み

では、高い収益性はどのように実現しているのでしょうか。

事業ごとの売上と利益は以下の通りです。

金属加工事業:売上4,629百万、利益959百万
ゴム加工事業:売上1,223百万、利益206百万
建設事業:売上519百万、利益62百万

収益性は規模、率ともに、金属加工業が引っ張っているようです。
それに追加して、ゴム加工業、建築事業も押し上げるように利益をしっかり出しております。

大きくまとめると、収益性が高い要因は次の3点と推測しました。
①トップの先見眼、マネジメント力
②利益率が高い工場の運用管理
②積極的な事業多角化の成功

ソーラーパネルを支える台の需要が増えた際、それに十分に対応できる生産力の工場を保持しており、一気に受注を受けることに成功しました。

トップの、「これが伸びていくぞ!」という先見眼とマネジメント力があったからこそ、成長につながる受注を受けることができました。

また、工場の運営管理は徹底されております。

なるべく人の手を使わないようにコストを抑え、さらに夜間に自動化した仕事を行い、人手がかかる試作品、調整を昼間に行っております。

利益のでる運用管理された工場を、高稼働で回すことにより、収益性が高くなったと考えます。

さらにM&Aを積極的に行い、事業を成長させることで売上、利益ともに伸ばしているのです。

今後の注目ポイント

多角化をどんどん推進していく予定の日創プロニティ。

今後、どのような新しいタイプの企業と一緒になって事業拡大をしていくかが注目ポイントです。

先見眼があり、マネジメント力のあるトップがどのような行動にでるか期待です!

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