ユニバを運営しているユー・エス・ジェイ(USJ)ってどんな会社?

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企業分析
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ユニバーサルスタジオジャパン(USJ)。

少し前にマーケター森岡毅さんがUSJをV字回復させたことで話題になりました。

そこから勢いを増し、来場客数もぐんとUP!

大人気で活気あるテーマパークに(´▽`)

 

今回はそんなユニバーサルスタジオジャパンを運営している合同会社ユー・エス・ジェイについて。

診ていきましょう。

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ユー・エス・ジェイってどんな会社

  • ユニバを運営している会社
  • ワールドクラスな体験を提供
  • キャラ縛りなしで自由

ユー・エス・ジェイといったらユニバーサルスタジオジャパン。

テーマパークを運営している会社です。

 

テーマパークの世界観の演出力は、ディズニーと並ぶくらいレベルが高いです。

日本のテーマパークではディズニーとユニバ。

この2つ世界観の演出力で群を抜いております。

(それだけ設備投資などにお金をかけています)

ユニバは演出力で、ゲストの期待を常に上回る「ワールドクラスの体験」を提供してくれます。

 

そしてディズニーランドとの違いは、キャラクターの縛りがないことが特徴です。

ディズニーランドはディズニーキャラクターのみで世界観を演出します。

一方ユニバはなんでもあり!

その時に人気のキャラクターを使え、自由にゲストを楽しめることができるのです。

 

ユー・エス・ジェイの収入源は?

現在は上場企業ではないので、売上などは公開されていません。

(以前は上場しておりました。)

そのため、あくまでも推測ですが…

売上を推測してみます。

収入源推測

  • USJパーク売上
  • ホテル事業

※推測です

実施しているサービスは、メインのUSJパーク関係と考えてよいでしょう。

プラスしてUSJ近隣の公式ホテルの売上があるはずです。

 

売上構成比の推測

  • パーク売上:95%
  • ホテル事業:5%

※推測です

 

ディズニーランドを運営しているオリエンタルランドの売上構成比は以下。

パーク:83%、ホテル:14%、その他:3%(モノレールなど鉄道事業)

ユー・エス・ジェイは鉄道事業はやっておりません。

ホテル事業もディズニーランドほどは本格的には実施していません。

よってほぼほぼパーク内の売上。

プラスしてパートナーホテルなどのホテル事業と推測しております。

 

※参考

ディズニーランドを運営しているオリエンタルランドの分析記事はこちら↓

≫ディズニーランドを運営するオリエンタルランドってどんな会社?コロナ禍でも経営は大丈夫?

 

入場客数の推測

  • 年間来場客数:1,800万人

※推測です

 

現在のUSJ定員は約6万人といわれています。

2022年で入場制限が発動された日は、3日程度?

全てを確認してはいないので正確ではないですが。

はっきりしていることは、めったに入場制限はかからないということ。

しかしガラガラな日はなく、結構混雑している印象。

入場制限はパークめいいっぱいの人になるまで、基本的には実施しません。

とにかくたくさんの人に来てもらいたい、客数を増やす作戦です。

 

2023年11月14日(月)にユニバに行きました。

平日でしたが、混雑予想はまぁまぁの混雑。

しかし、実際に行ってみると激こみでした。

そもそも定員6万人がほんとにぎゅうぎゅうの危険な状態で6万人な気が(^^;

ディズニーランドはコロナ以降、客数を制限し、ゲストの満足度を高めることで客単価UP作戦にでています。

一方、ユニバは入るだけウェルカム!

客数をどれだけ増やせるか作戦に出ています。

両者の戦略は今後吉と出るか凶と出るか!?

 

ということで、話が少しそれましたが。

1日の平均来場客数を5万人と予測します。

5万人×365日=1,825万人/年間。

切りの良い数字で、年間来場者数を約1,800万人と推測します。

 

※参考

大人気「スーパー・ニンテンドー・ワールド」エリアができる前の2016年度USJ。

入場者数は1390万人でした。

当時の売上推定値は1,500億円。

(出所:日刊工業新聞2017年8月2日)

 

客単価の推測

  • 16,000円/人

※推測です

 

チケット代を9,000円とします。

一番安い比較的空いている日のチケットで税込8,600円から。

ハイシーズンのチケットは税込9,500円から。

さらに、並ばなくてアトラクション乗れるよ!とかお値段が高めの付加価値チケットもあります。

子供料金は税込5,600円から。

そんなこんなで平均9,000円とします。

 

さらにユニバを遊びつくすにはグッズが必要です。

マリオエリアで必須のパワーアップバンドは1個3,800円(税込)

ハリーポッターエリアでは魔法をかけられる杖があるともっと楽しめたり。

お値段はなんと税込4,900円(^^;

 

食べ物の持ち込みは禁止、再入場も禁止です。

なので昼食、夕食、おやつなどはパーク内で購入します。

例えばランチ。

こちらで3人分。

お値段は合計4,400円。

 

例えばおやつ。

モンスターハンターに登場するプーギーをイメージしたチェリトス。

プーギー・チュリトス・ピーチ 600円(税込)。

見た目とは違い、味はピーチでした。

美味しかったです。

 

ということで。

なんやかんやで、1人あたりこのくらいかかるかなと予測してみます。

  • パワーアップバンド:3,800円
  • 昼食:1,500円
  • 夕食:2,000円
  • 他:2,000円(飲み物・アイス・お土産・チェロス・ポップコーン・カチューシャ・など)

これにチケット9,000円として、

1人当たりの客単価推測:3,800円+1,500円+2,000円+2,000円+9,000円=18,300円

子供も一定数入場しているので、それも考慮。

ちょっと客単価を下げて16,000円としました。

売上推測

  • 3,000億円/年間

※推測です

 

今までの推測値を使います。

1,800万人/年間×16,000円/人=2,880億円

これがパーク内売上なので、全体の95%と仮定すると

2,880億円÷95%=3,031億円

切り捨てて、3,000億円。

合同会社ユー・エス・ジェイの2022年売上は3,000億円と推測しました。

以前、決算発表していた時の売上は1,500億円弱。

その時の倍の推測になっていますが、、(^^;

混雑具合や、チケット代値上げ、その他の値上げから、2022年はこのくらいあっても良さそう。

 

参考までに。

ディズニーランドを運営してるオリエンタルランド。

入場制限を行っていないコロナ前2020年3月期の年間売上は4,644億円。

入場者数を厳しく制限している2022年3月期の年間売上は2,757億円。

2023年3月期の売上はまだ発表されていません。

 

2022年はユニバは基本、入場制限は実施していません。

ディズニーランドは、基本制限しております。

売上の差は縮まってはいるものの、オリエンタルランドの方が多少高い、そんな感じになっているのではないでしょうか。

2023年3月期のオリエンタルランドの売上発表が楽しみです。

ユー・エス・ジェイの強み

USJの強みは以下2点と考えました。

  • ディズニークラスのハイクオリティな演出力
  • キャラクターに縛りがない

 

演出力はすごい。

マリオの世界。

ハリーポッターの世界。

徹底的に作りこまれていて、不思議な感覚に陥ります。

ディズニーランドの演出力もすごいですが、同レベルを感じます。

 

そしてキャラクターの縛りがないことも強み。

どのキャラクターを使っても良いのです。

なので映画、漫画、アニメ、ゲーム…

その時に人気なものを採用できます。

 

あまりにもキャラクターが多様で、私自身、よく知っているものと全然興味がないエリアがあります。

お客さんの楽しみ方としては

①各キャラクターのコアファンがそのエリアを重点的に楽しむ

②特に好きなキャラクターはないが、ディズニーランドのように網羅的に楽しむ

の2パターンになります。

例えばハリーポッターのコアファンだったら。

全身ハリーポッター関係のコスチュームを着て、ハリーポッターエリアにほぼどっぷりいる。みたいな。

例えばとりあえず回りたいので、マリオの帽子をかぶって午前中はマリオエリア。

残りはいろいろまわる。みたいな。

全身ハリーポッターのダークな雰囲気のコアファンの横を、いろいろ回るマリオがいる。

掛け合わせは無限大。

こんなMIXの面白さがあるのもユニバです。

ユー・エス・ジェイを取り巻く環境

特にUSJに関係する外的要因は以下と考えました。

<取り巻く環境>

  • 少子高齢化
  • 関東圏から+3万の価値が必要
  • ポケモン大人気。でもポケモンテーマパークがない

 

<少子高齢化><関東圏から+3万の価値が必要>

日本はこれからますます少子高齢化になっていきます。

そんな中、USJの来場客は子供~40代くらいが多い印象です。

このターゲットとなる年代の人数は限られています。

関西圏の方はもちろん来るでしょう。

さてそこから売上を伸ばすためには、どうしてもこの年代が集中している関東圏から来てもらう必要があります。

関東から新幹線で大阪までくると、交通費で往復約3万円。

同じレベルの演出力のディズニーランドではなく、そこから+3万を払ってくる価値が必要になります。

もちろん外国からの観光客、インバウンド収入も見込めるでしょう。

ただそれも同じで、羽田空港、成田空港に到着する人数が多いと考えます。

そんな中、ディズニーランドではなく、USJに来てもらう価値が必要なのです。

 

<ポケモン大人気>

ポケモン人気もチャンスです。

今やポケモンは、子供から大人まで超人気。

私もかつて20年前??、ゲームボーイでやっていました。

そしてしばらく遠ざかり、2016年のポケモンGOが話題になり、スマホと現実世界の融合が面白そうでやってみました。

その後、またしばらく遠ざかりました。

しかし、最近、5才の息子と一緒に、ポケモンGO復活。

テレビでやっているアニメも見始めました。

夜寝る前に、家族でポケモンカードゲームもやっています。

そしたら驚いたのですが、ポケモン人気のすごさ。

子供と一緒に遊ぶことで発見しました。

幼児、小学生のポケモン人気、やばめ。

幼児はポケモンを知っているとすぐ友達ができるほど共通Word。

男の子、女の子、どちらにも人気です。

そして気づいちゃったのです。

電車や街でポケモングッズを鞄に付けているひとが結構いることを。

子供はもちろん、大人も。

 

実は人気はずっと続いていて。

ドラえもんなみのロングセラー。

 

しかし、この超絶人気のポケモン。

テーパパークがないのです。

現在あるのは数か所あるポケモンセンターという名の公式ショップのみ。

ポケモンのテーマパークは大きな集客力になるでしょう。

ユー・エス・ジェイの今後のポイント

以上を踏まえて、今後のポイントは以下3点と考えました。

<今後のポイント>

  • ポケモンコラボの成功
  • 混雑緩和
  • キャラクター選定

<ポケモンコラボの成功>

キャラクターなんでもOKの強みがあるUSJの出番です。

ディズニーランドはできません。

ポケモンのテーマパークを、USJの最高レベルの演出力で実現するのです。

実際、 2021年、USJは株式会社ポケモンとのパートナーシップ契約を締結したことを発表しました。

2022年に第一弾の何かが出ると期待したのですが、延期。

2023年3月1日から、まずパレードでポケモンがマリオと一緒に登場します。

(画像出所:USJ公式HPより)

日本、海外からの集客を目指し、世界で唯一無二のポケモンの世界を演出するUSJはかなりの投資をして勝負をかけてくると思われます。

おそらく、マリオやハリーポッター同様の力の入れ具合になるのでは?

ポケモンエリアができて、専用のモンスターボール的な4,000円くらいするアイテムとアプリで楽しませてくれるはず。

個人的な希望としては…

ポケモン好きは既に何かの媒体でポケモンを集めています。

既存の媒体でも、そのエリアでは特殊なポケモンがゲットできたり、対戦ができたりするとおもしろいなと思います。

例えば、ポケモンGO、Switch、メザスタ、ポケモンカードなど楽しめるエリアになるイメージ。

そしてそれぞれの既存媒体から広告収入をもらいwin-winな仕組みができればおもしろいなと。

いずれにせよ、このポケモンとのパートナー契約でできるものの成功は、USJの今後のポイントになるでしょう。

<混雑緩和>

初めて行った2022年11月14日(月)。

いやぁ~すっごい混んでいるのです。

食べ物買うのにどこも大行列。

お昼は、スヌーピーのちょっとしたハンバーガーセットにしました。

80分並んでやっと買えました。

それがどうしても食べたかったわけではなく、比較的空いてそうだったからです。

でも80分並びました。

お腹空いている子供と一緒に80分並べるわけもなく、結局親の片方が80分お昼を買うのに並ぶ。

なんかとっても時間がもったいなかったです。

子連れにはなかなかハードゲームです。

空いているところがどこもないので、本当は1回外に出て食べたかったです。

しかし再入場は禁止。

持ち込みも禁止です。

軽食のチェリトスやポップコーン買うのにも、30分以上は並びます。

常にお腹が空いていた印象。

いろいろ買ってみたいけど買えない、食べられない。

アトラクションエリアも、所々、人が多すぎ。

子供が押しつぶされないか、はぐれないかでハラハラドキドキ。

子連れにはなかなかハードゲーム(^^;(2回目)

ユニバの目指す姿に

『ありえない”ワクワクドキドキ”で明日へと向かう元気をゲストに届ける』

というものがあります。

ありえない混雑で、家族みんな元気がなくなりました( ;∀;)

この入場制限をしていない混雑具合。

USJは客数を増やして売上を上げたい作戦。

なので、分かるのですが、この混雑で2点、気になる所があります。

1点目。

もう少し混雑が緩和したら、客単価も上がりそう。

とにかく30分以上並ばないと買えないのです。

スムーズに買えたら客単価が上がりそう。

2点目。

この混雑、子連れには厳しい。

関東から3万円かけてこの体験、リピートはなかなかしないのでは。

もちろん、ポケモンエリアができたら、子供がものすごく喜ぶので連れて行ってあげたいです。

でもこの混雑がさらに加速するのが想像できます。

混雑緩和されないならリピートはなし。

そんなこんなで客数がそこまで伸びないことを懸念しております。

今後はさらに客数を伸ばしたければ、

  • パークエリアの拡大
  • 客数のむら無くす(混雑期から閑散期に来てもらうなど)

などの工夫が必要と考えております。

<キャラクター選定>

何でもキャラクターを扱えます。

そのため選定力が腕の見せ所。

ブームがすぐ去ってしまうものに巨額投資をすると、リスクです。

キャラクター選定で大きな失敗をしないところもポイントです。

以上の3点、今後のポイントに注目しながら、ユニバの成長を追っていきたいと思います。

どんなことを仕掛けてくるか、今後が楽しみです。

実際にユニバに行ってみての実体験はこちら↓

≫USJに子供を連れて行ったら明日へ向かう元気がなくなったよ

それではこの辺で。

まったねー!

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