※2019年12月15日更新
食べられるのに廃棄されている食品。
そう!食品ロス、またはフードロスというものです。
食品ロスは、日本では、1人あたりの米の消費量と同じといわれています。
食品ロスの量についてまとめた記事はこちら↓
世界でどのくらいの食料を捨ててるの?? ~世界の飢餓と食料廃棄のジレンマ~
食品ロスの約半分は、家庭から排出されるものです。
そこで今回は家庭でできる食品ロス対策についてまとめました。
個人でも実施できることは沢山あります♪
家庭の食品ロスって?
私、やってしまいました。
先日、玉ねぎを袋で保管しておいたのです。
大袋玉ねぎを、連続して購入してしまし、その上2泊の旅行に出てしまいました。
帰宅時、あれ??
すっごい異臭…
(オーマイガー!)
暑かったこともあり、大袋の一番下の玉ねぎが1つ、腐ってとろとろに溶けていました。
玉ねぎって液体になるのね…(;・∀・)
とてももったいなく、臭いも強烈で、やるせない気持ちになりました。
これが家庭内の食品ロスです。
他の例もあげますと、、
・うっかり消費期限が切れてしまった
・パンにカビが生えて食べられなくってしまった
・料理に失敗してとても食べられるものではなかった
・食べ残して捨ててしまった
・リンゴの皮をむくとき、実も沢山むいてしまった
などなど。
農水省によると、家庭の食品ロスは3つに分類できるようです。
少し古いデータですが
・過剰除去:54%
・食べ残し:27%
・直接廃棄:19%
(出所:農林水産省HP 特集 食べものの「ムダ」をなくそう)
先ほどの家庭での食品ロスを分類すると
・うっかり消費期限が切れてしまった…直接廃棄
・パンにカビが生えて食べられなくってしまった…直接廃棄
・料理に失敗してとても食べられるものではなかった…直接廃棄
・食べ残して捨ててしまった…食べ残し
・大根の葉をおとすとき、食べられるところも多めにおとしてしまった…過剰除去
となりますね(^^)/
直接廃棄が一番多い印象ですが、実際は過剰除去が半分以上を占めているというのが驚きです。
私自身、過剰除去ってあまりイメージできない…
ので、一番認識できていなく、改善の可能性があるポイントかもしれません。
家庭で、1個100円のリンゴを皮むいたとき、皮、芯と一緒に10%の実までむいてしまったとすると、10円分ロスしています。
1世帯あたり年間約160kgもの食料品が廃棄されていますが、これを金額に換算するとなんと1世帯あたり約6万円分にもなるそうです。
これが各家庭でチリつもで、日本トータル、1年間に289万トンの食品ロスを生み出しているのです。
(数字出所:農林水産省・環境省 平成27年度推計)
家庭内食品ロスを減らすために各家庭でできる対策をまとめてみました。
家庭でできる食品ロス対策
週1回、冷蔵庫内をリセットする
冷蔵庫全てをリセットするのではなく、野菜室、作り置きなどそんなに日持ちしないところをリセットします。
週に1回、もしくは2週に1回、賞味期限の短いコーナーはなるべく在庫を切らすイメージです。
在庫が最も少なくなる日に、冷蔵庫を整理、拭いたりしてリセットします。
・悪くなりそうなものは、その日の晩御飯に。
・日付の古いものを前出し、新しいものを後ろへ配置
家の冷蔵庫で恐縮ですが例として…
リセットされた冷蔵庫(金曜の夜~土曜日の午前中のことが多いです)
リセットされた野菜室
休日に買い物、作り置きなどを行い補充します。
補充された冷蔵庫
必要なものだけ買う
特売だ♪
安いから買った豆腐、家にも沢山あった(;・∀・)
なんて経験ありますよね。
買い過ぎて余らせてしまうことは、食品ロスの直接廃棄につながります。
誘惑に負けず、必要なものだけを買う意識を持ちましょう。
冷凍保存を乱用する
肉、魚、野菜など、冷凍して腐るのを防げる食材は意外とあるのです。
例えば、大量購入してしまった玉ねぎ。
最近は細かくして冷凍しています。
これがとっても便利。
冷凍のまま、ぽんと鍋に入れ、肉と一緒に炒めたりできるのです。
少し脱線しますが…
野菜を細かくするのに大活躍なのが「ぶんぶんチョッパー」!
ここに玉ねぎを荒く切ってIN!
私が使っているぶんぶんチョッパーは小玉なら、1個入ります。
緑のとってをひっぱってぶんぶん!
とってについている紐が15㎝くらい(?イメージ)引っ張れます。
完成!
袋に入れて冷凍保存可能です。
ぶんぶんチョッパーはいろんな大きさ、メーカーがあります。
私が使用しているのはこちら↓
大きさがちょうど良いです(≧▽≦)
買い過ぎてしまった場合、冷凍保存ができるか、ネットで検索してみましょう。
下処理をして冷凍できるので、食事の準備が時短になって一石二鳥(*’ω’*)
また魚をそもそも冷凍してあるのを購入するのも方法です。
コープデリを利用していますが、冷凍魚が豊富です。
例えばサバ。
骨抜き塩サバ、3枚個包装で、冷凍で配達されます。
2019年6月に購入して、賞味期限が2020年7月31日!
味もおいしく、使いやすいですよ。
どうせ冷凍するなら、すでに冷凍してある商品を選んで購入するという方法もありますね☆
余った食材をスープで消費
日曜日+週中(木曜あたり)の2回、夕食の準備の時に、冷蔵庫で眠っている食材を入れたスープをクッキング。
それを、毎日、朝食で食べています。
日曜日の夜つくる:月~水の朝食用
木曜日の夜つくる:金~日の朝食用
例えば、こんなスープ。
これはさいたま市の食品ロス削減の提案になります。
さいたま市の取り組みに関する記事はこちら↓
・さいたま市の食品ロス削減の取り組みを紹介【フードバンクに寄付してきたよ】
野菜や果物の皮は薄くむく
野菜や果物の皮を厚くむくことも、食品ロスへつながります。
皮の近くには栄養素がたぷっぷりに含まれるものが多いです。
食品ロス、ゴミ削減、栄養価高いと一石三鳥!!!
私はリンゴはよく洗って、皮つきで食べています(^^)
捨てるのSTOP!野菜の「可食部」を食べる
いつも捨てていた野菜の一部、実は食べられる「可食部」かも!?
カボチャの種は、フライパンでバター、砂糖と炒れば、栄養価満点のスナックに変身します。
ブロッコリーの茎も、実はメインで食べている芽の部分より栄養価が高いのです。
少し得した気分になれて楽しいです。
賞味期限では捨てない
賞味期限は美味しく食べられる目安。
期限後すぐに食べられなくなるというわけではありません。
賞味期限内で食べるのがベストですが、切れてしまってもすぐには捨てないようにしましょう。
料理を失敗しない
これは自分に言い聞かせ(;・∀・)
すっごくしょっぱくなっちゃった…
食べるのは身体に良くないし、むしろ食べられない…
全て廃棄(+o+)なんてことないよう、今回の失敗を反省し、次に活かします。
食品ロス対策を家庭でするメリット
食品ロス対策をすると「地球にやさしいことをしているなぁ~」という以外にメリットもあります。
対策具体例でふれているように、以下をメリットと考えます。
・食費の節約 (1世帯、年間6万円の食品ロス)
・子供への教育 (食べものに感謝できる子に育ってほしい)
・ゴミが減る (環境に◎、ゴミ出しも楽に♪)
・感謝の気持ち、丁寧な生活を送れる
まとめ
食品ロスって地球規模の話というイメージですが、日本で考えると半分は家庭が原因。
つまり、個人個人が動けば、半分は減らせるのです。
家庭で食品ロス対策、積極的に実施して、個の力の集まりで、地球を変えていきたいですね☆
食品ロスを削減できるフードシェアリングアプリの記事はこちら↓
・食品ロスを削減できるアプリって?使える地域は?(使えたらラッキー♪)~気軽にフードシェアリング~
企業、国などが行っている食品ロス対策の記事はこちら↓
・食品ロスを削減する対策~日本は?世界は?事例を集めてみました~
それでは、まったね!
コメント