既存の商品を、もっと売るためのアイデアが出てこない…
新商品はどんなものが良いだろうか…
データはそろったけど、それを形にしたアイデアが欲しい!
アイデアに煮詰まること、よくありますよね。
リラックスしてランニングしているとき、お風呂に入ってボーっとしているとき
ポンっとアイデアが浮かぶことが良くありますが、時間が限られた切羽詰まった状態だとなかなか出てきませんよね。
会議中、複数人で沈黙時間…
乾いた雑巾を絞るような感覚…
そんなアイデアにつまった時、助けとなるのがオズボーンのチェックリストです。
チェックリストを発想のヒントにして、効率的にアイデアを生み出してみましょう。
オズボーンのチェックリストには、9つの質問が用意されています。
9つの質問を具体例と一緒に見ていきましょう。
今回はオズボーンのチェックリストということでフライドチキンをメインに提供している飲食店のお話を例にとって考えてみます。
フライドチキン屋さんは、少しピリ辛な味付けで後引くおいしさです。
地元では評判で、毎日お客さんで込み合います。
ということで、毎日、フライドチキンの骨が大量にゴミとして出てきます。
店長は考えました。
大量のゴミとして出すのはなんだかもったいない。何か手を打てないだろうか。
①転用
・改善、改良して、新しい使いみちは?
・そのままで新しい使いみちは?
骨をダシとして活用する。
鶏のうまみたっぷりのチキンスープが順主役メニューに!?
②応用
・他にこれに似たものは?
・過去に似たものは?
・何か真似できないか?
サンマは圧力鍋で高圧調理をすると骨まで食べることができる。
超高温特殊フライヤーで骨まで食べられるフライドチキンにする。
カルシウムもとれるので健康にもGOOD!
③変更
・新しいひねりはできないか?
・意味、色、動き、音、匂い、様式、型、売り方、場所などを変えられないか?
骨を「普通の骨」から「幸運の骨」に変更する。
幸運の骨は、持ち帰ると良いことが起きるとして、顧客がみんな持ち帰る。
持ち帰り用の袋をテーブルに設置!
④拡大
・より大きくできないか?
・何か加えられないか?
・強く、高く、長く、厚く、頻度を増やせないか、付加価値は?
キーホルダーをつけて付加価値をプラスする。
お土産品として販売。
⑤縮小
・より小さくできないか?
・機能を減らせないか?
・弱く、低く、短く、薄く、省略は、分割はできないか?
・なくすことはできないか?
骨が小さい鶏を使い、食べ終わった後の骨を少なくする。
骨がすくなく、肉の量が多いボリュームフライドチキン!として売りだす。
⑥代用
・他の素材はあるか?
・他のアプローチはできるか?
・他で代用できないか?
そもそも骨がない部位をフライドチキンとして提供する。
骨なしフライドチキンにする。
⑦置換
・要素を取り替えたら?
・他のパターンは?
・原因と結果を入れ替えたら?
骨を回収して、フライドチキンの粉と交換してくれる業者を探す
⑧逆転
・後ろ向きにしたら?
・上下をひっくり返したら?
・主客転倒したら
・順番を逆にしたら?
上下をひっくり返してみる。
何も起こらなかった…
⑨結合
・合体したら?
・混ぜ合わせたら?
・目的を組み合わせたら?
・セットにしてみたら?
骨を消毒し、全てくっつけていき、店頭に飾るモニュメントにする。
骨像があるフライドチキン店として顧客に認知。
まとめ
まとめるとこうなります。
アイデアに煮詰まったとき、オズボーンのチェックリストを使ってぽんとひらめくと良いですね!
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