先日、日経新聞で、売上高100億円以下で
直近5年間の投資キャッシュフローが多い企業の特集記事がありました。
堂々第1位はなんとエフオン。
そうです。エネルギーの黒子のエフオンです。
5年間で投資キャッシュフローが119億!
すごい金額の投資です。
主な投資資金の投入先は、バイオマス発電の発電所の新設、用地確保になります。
投資による効果
投資によって、売上&利益の伸びが見えてきました。
投資が実ってきたのが分かります。
直近5年間の売上高推移
(出典:エフオンHP http://www.ef-on.co.jp/)
直近5年間の営業利益推移
(出典:エフオンHP http://www.ef-on.co.jp/)
投資資金の使われ方
エフオンの主な投資資金の投入先はバイオマス発電工場です。
現在は大規模な工場が3つ国内で稼働しております。
工場のバイオマス発電所の発電効率は約27%(エフオンHPより)。
木質専焼発電所としては、とても高く、収益性の高い要因になっております。
他のバイオマス発電との大きな違いは、燃料に品質の良い国産のチップを使用していることです。
国産チップは再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度(FIT)で買い取り価格が高く優遇されます。
(出所:エフオンHP)
買取価格が高い原料で発電できると、収益性面で大きなメリットになります。
しかしこの国産の良質木質チップ。以下の2点でなかなか実現が難しいのです。
①安定して確保できない
②木くずの品質が安定しない
この2点についてエフオンは、2歩、3歩と先立って対応してきました。
今後
ここで国別の再生可能エネルギーの発電比率をみてみましょう。
(出所:再生可能エネルギー導入拡大とバイオマス発電 平成28年9月資源エネルギー庁)
ポイントは水力を除いた再生可能エネルギーの構成比が日本は3.2%しかないことです。
ドイツ、スペイン、イギリスのヨーロッパ勢は、日本と比較して高いです。
つまり日本はまだまだ伸びる余地があります。
もう一つ、面白いと思ったのが国による発電方法の違いです。
構成比が見事バラバラなのです
えっ?フランス? 原子力が高いです。なぜ? 大分話しがずれてしまうので、今回は触れずに。。
バイオマス発電の伸びしろ、エフオンがどのように満たしていくか今後に期待です!
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