今回はきらりと光る輝き企業「ファンデリー」についてまとめます。
ファンデリーのメイン事業は、お弁当の宅配事業です。
でもただのお弁当ではありません。
メディカルフードデリバリー事業です。
ん??
そうです。ちょっと変わった宅配事業です。
メディカル=医療の
栄養士による健康を考えられたお弁当の宅配事業になります。
おもしろそうですね!
そんなファンデリーについて診ていきましょう。
ファンデリーってどんな会社?
会社名 株式会社 ファンデリー
売上高 3,306 百万円
営業利益額 649 百万円
経常利益額 651 百万円
純利益額 420 百万円
従業員数 55 人
従業員平均年齢 28.2 才
従業員平均給与額 499 万円
払込資本金額 224 百万円
発行済株式数 6,373,500 株(2017年度実績)
注目するのは、商品そのもの、本業ともに収益性がとても高いことです。
売上高総利益率58%、売上高営業利益率20%
財務面の安全性、効率性もGOOD!
事業は大きく2つです。
①健康食宅配事業
健康に良いメニューを栄養士監修のもとで考案。
それを顧客へ宅配サービスしています。
製造は委託先が行っています。
この事業では、コールセンターが設置されています。
顧客がメニューの相談などできるのですが、ここでポイント!
コールセンタースタッフは全員栄養士なのです。
専門知識を持ったスタッフにより、顧客は安心して健康のための食生活のこと、次回の宅配メニューについてなど相談できるのです。
顧客にとっては、コールセンターが健康のよりどころの一つになっているのかもしれません。
②マーケティング事業
医療用のカタログ作成、健康レシピサイトの運営を行っています。
このカタログは全国の医療機関、保健所、介護施設、調剤薬局などに置かれています。
その数なんと、約20,100か所!!
カタログ設置してある所の医師、栄養士は、料理するのが難しいそうな患者さんへ、ファンデリーの宅配を進めます。
この各医療機関などとタッグを組んでいるところはファンデリーの強みです。
そんなファンデリーが目指すのは…
一人でも多くのお客様に健康で楽しい食生活を提案し、豊かな未来社会に貢献すること。
1食2医社会の実現を事業を通して実施しようとしています。
「一食二医」とは、一番最初は食事での健康維持で、それでも困難な時は医療を活用しようという意味です。
以上をまとめまして、ファンデリーを人に例えるとこんな感じになります。
高い収益性を出せる仕組み
ファンデリーは商品そのもの、本業ともに収益性がとても高いです。
売上高総利益率58%、売上高営業利益率20%
この収益性の高さは、ビジネスモデルに優位性があることが大きな要因と考えました。
ちょっとほかに見ないビジネスモデルは次のようになっています。
ファンデリーの大きな事業は現在2つ。
メディカルフードデリバリー事業(MFD)とマーケティング事業です。
(出所:ファンデリーHPより)
<メディカルフードデリバリー事業>
食事コントロールを通して血液検査結果の数値改善を目指す健康食宅配サービスです。
繰り返しになりますが、コールセンターの電話オペレーターは全て栄養士。
コールセンターに相談すると、まず血液検査結果の数値ヒアリング等から始まります。
<マーケティング事業>
医療機関の管理栄養士が考案したレシピを掲載するサイト『はちまるレシピ』の運営
45,000人のネットワークがある栄養士のコミュニティサイト『フーディッシュ』の運営
医療機関に設置するカタログ作成などを行っています。
このカタログは全国約20100か所の医療機関などに置かれています。
カタログが設置されている施設では、その施設にいる医者、栄養士が
「ファンデリーのお弁当で、食から健康に近づけましょう!」
と患者に進めてくれるです。
これにより、次のことが実現できています。
メディカルフードデリバリーを必要としている顧客へ効率良く、継続的に獲得でき(約20,100か所の医療機関等のネットワーク)
その顧客が、定期的に、そして末永く注文する仕組みになっているのです(専門知識を持った栄養士による。食事で健康を手に入れる本格指導)
これが収益性を高くする要因と考えました。
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ファンデリーを取り巻く環境、顧客のニーズ
生活習慣病から、食事制限を余儀なくされる人は沢山おります。
(出所:ファンデリーHP)
これからの日本は少子高齢化。
この食事制限が必要な人はますます増えていくことは想像できますね。
今後の注目ポイント
これから増えてくるであろう顧客に対して、高い収益性をキープしながら事業拡大できるかがポイントになってきます。
今後の日本で活躍しそうな企業です。
成長が楽しみです♪
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