ドミナント戦略というキーワード、コンビニの戦略で聞いたことがあるかもしれません。
「あれ?ここにも同じコンビニ?」
「あれ??ここにも!?」
「あ~、また??」
そうです。それがドミナント戦略です。
ドミナント戦略とは?
ドミナント戦略は、ひとつの地域に集中して出店する戦略です。
ドミナント(dominant):「優勢な」「支配的な」
特定地域に集中した店舗展開を行い、そのエリアを支配し、競合他社の参入をしにくくするのです。
ドミナント戦略のメリット
大きなメリットは以下4つ。
①認知度の向上
一定地域に複数店舗出店することにより、その地域でのストアの認知度が高くなります。
②物流効率の向上
店舗同士が離れていると、物流コスト(時間・燃料)が余分にかかってしまいます。
特定地域に集中することで物流効率が上がります。
ドミナントエリアに物流センターやセントラルキッチンを稼働させれば、さらに物流コストを抑えることができ、新鮮・出来立て商品を届けることもできます。
③地域に合わせた広告宣伝ができる
そのエリア特有の情報満載の親しみのある宣伝が可能です。
④本部と店舗の距離が近くなる
フランチャイズ展開している店舗の場合、本部から店舗にアドバイスしたり、店舗の様子を見たりすることが重要です。
ドミナント戦略で出店することにより、本部と店舗の人の行き来がしやすくなり、交流が盛んになります。
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ドミナント戦略のデメリット
大きなデメリットは以下3つ。
①災害時の影響
地震などの自然災害が起きた場合、集中出店していると、ドミナントエリアで一斉に損害を受けます。
②強い競合店が出店したときの影響
これは、①に似ています。
ドミナントエリアに、人気のある競合店が出店してきた際、そのエリア一帯の店舗に影響がでます。
全店売上10%減…
ダメージが大きくなります。
③店舗同士での顧客の奪い合い
店舗が近すぎると、対象となる商圏が重なっていきます。
もったいないですよね。
以上、今回は簡単ですが、ドミナント戦略についてまとめてみました。
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