※2018年12月13日更新
エシカル消費についてとりあげてみます。
エシカル消費とは
エシカル(ethical)=「倫理的」「道徳上」
エシカル消費とは、直訳すると「倫理的な消費」です。
…もう少し分かりやすく
「人と社会、地球環境のことを考慮して作られたモノを購入あるいは消費する」
という意味です。
エシカル消費の理念
一般社団法人エシカル協会がまとめている「エシカル消費」の理念を抜粋してみましょう。
・自然環境を損なわない
・自然環境が良くなる
・社会の悪(児童労働や労働搾取など)を助長しない
・社会の善(助けを必要とする人々を支援するなど)を促進する
・地域社会、地域経済を損なわない
・地域社会、地域経済を応援する
製品、サービスのサプライチェーン全体を考えて、環境のことを考えられた消費、人権などが考えられた消費、地域のことが考えられた消費をエシカル消費と呼ぶのですね。
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エシカル消費市場
1980年以降に生まれたミレニアル世代がメインカスタマーになります。
日経新聞によると、2016年、イギリスでのエシカル消費は813ポンド。
10年比で約1.8倍の伸びと報告されています。
(2018年11月14日朝刊 日経新聞記事)
エシカル事業の具体例
<エシカルジュエリー「HASUNA」>
ダイヤモンドなどの宝石や、プラチナ・金などの貴金属を使ってジュエリーは作られます。
実はその採掘現場では、奴隷のような強制労働や就学児を働かせる児童労働によって採掘されることがあり、またその資金は紛争に使われるなど、重大な人権侵害問題を引き起こす可能性が高いのです。
(出所:国際労働機関HP 児童労働統計 児童労働の実態)
こうした強制労働、児童労働、紛争とは無縁で。人権が保障された鉱山において採掘された宝石や貴金属を使ったジュエリーが、エシカルジュエリーです。
日本企業「HASUNA」はこのエシカルジュエリーを販売する会社です。
代表の白木夏子氏は、2011年AERA「世界を立て直す日本人100」に選出されています。
『世界と、いっしょに輝く』をコンセプトに、ジュエリーを身につける人だけでなく、採掘現場から流通・加工に至るまで、ジュエリーに関わるすべての人の幸せを目指しております。
手元に届く瞬間までのストーリー、すべてが偽りなく美しいもの―。
そんな製品を販売しているとっても素敵な会社です。
<徳島県>
徳島県は「エシカル消費自主宣言」を実施しています。
エシカル消費の考えに賛同してくれる徳島県内の企業、団体を集う取り組みです。
各企業、団体は、自らのエシカル消費宣言を行い、実績などを報告していきます。
徳島県全域の消費の質が上がる、魅力的な取り組みです。
私たち消費者の毎日の選択で、世界は少しづつ変化していくのですね!
何をいくらで「買う」のか。
製品の背景まで選択できるような消費者になりたいなと感じました。
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