食品表示について考える~消費者の気持ち~

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社会のできごと
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加工食品を購入するとき、裏面にある食品表示って見ていますか?

セイユーのPB商品のホットケーキミックス。

裏の表示はこんな感じ。

しわしわで少し見にくく申し訳ないのですが…(>_<)

調理方法、賞味期限、PBブランドの説明など、沢山の情報が載っています。

そして食品に関する情報がもりもりなのがこれです。

食品表示、栄養成分表示、注意事項、お問い合わせ先など、重要な情報が詰まっております。

今回は、加工食品購入時の、消費者のチェックポイントについてまとめてみます。

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加工食品を購入するときに、消費者が気にすること

加工食品を購入する際、買う買わないを決めるポイントは?

(出所:食品表示に関する消費者の意向等調査(Webアンケート結果)平成23年12月 消費者庁食品表示課)

こちらの図表について。

加工食品を買うとき、「いつも参考にしている」「ときどき参考にしている」の合計値を見てみると

‌やはり強いのが「価格」(91.9%)。

その次の項目から、

「消費期限・賞味期限」(87.4%)、「原材料名」(72.9%) 、「内容量」(70.7%) 、「輸入品の原産国・製造国」(69.9%)、「原料の原産地名」(67.9%)と続きます。

「いつも参考にしている」「ときどき参考にしている」の合計値が50%を超えている項目は、圧倒的な価格を除いて12項目(赤枠)。

そのうち、裏の詳細な表示を見ないとわからないものが11項目(青枠)。

裏面の成分表示まで気にしている人って意外に多い!Σ(・□・)

価格以外で、食品表示を見ている理由を確認してみます。

(出所:食品表示に関する消費者の意向等調査(Webアンケート結果)平成23年12月 消費者庁食品表示課)

価格を知ったうえで、本当にその価格が妥当かどうか、また割安で良い買い物ができるかを、裏の詳細の表示を確認して、消費者はチェックしています。

その価格が妥当かどうか?割安か?割高か?

具体的には、以下のように判断しているのかなと思います。

この値段で、この品質は安いか?

この値段で、この安全性は安いか?

この値段で、この栄養価なら安いか?

消費者って賢いのです!(^^)!

値段で単純に左右される時代は終わりました。

インターネットや本で情報を得て、それを自分で購入時に確認し、買うかどうか判断しています。

特に加工食品の細かい食品表示をチェックしているのは、女性に多い傾向があります。

(出所:食品表示に関する消費者の意向等調査(Webアンケート結果)平成23年12月 消費者庁食品表示課)

30代以上の女性は、50%以上が「一括表示(名称、原産地、原材料名、内容量、保存方法等の表示欄)」を確認しています。

男性は3割程度。

「栄養表示(熱量[エネルギー]、たんぱく質、脂質、炭水化物、ナトリウム等)」も男性より女性が高い傾向です。

私も初めて買う加工食品は、裏の食品表示をついついチェックしちゃいます。

添加物が入っているか?

香料とかでごまかした味ではないか?など。

ただし、食品スーパーの店頭ではチェックしますが、ネットスーパーだとワンクリックが面倒で、確認せず購入してしまうこともしばしば。

そこがネットスーパーの少し難点なところです。(少し脱線しました)

食品表示の消費者のニーズ

値段に見合った良い買い物をしたいという傾向は、情報が簡単に手に入る現代において、今後も強くなると予想しています。

そんな中、食品表示どんな消費者の潜在ニーズがあるか?

結論:

その加工食品が本当に自分にとって良いものか知りたい!

でも小さくて、分かりにくい項目があるので、分かりやすくしてほしいなぁ。

というニーズがあるようです。

以下、アンケート結果で確認してみます。

加工食品の食品表示について、分かりやすいと思いますか、それとも分かりにくいか?

(出所:食品表示に関する消費者の意向等調査(Webアンケート結果)平成23年12月 消費者庁食品表示課)

分かりにくいと答えた人が比較的多い項目は、「アレルギー(特定原材料)の表示」、「食べ方、調理方法に関する事項」

どのような理由で分かりにくいか?

(出所:食品表示に関する消費者の意向等調査(Webアンケート結果)平成23年12月 消費者庁食品表示課)

はい!

ほとんどの理由は文字が小さいから。

確かに限られたスペースで小さい文字なので分かりにくいですよね。

今後の食品表示

今後、加工食品において、どんな食品表示になれば使いやすいか、自由に楽しくアイデアを書いていきます。

食品表示に関して、参考ににして買い物をしたい、でも文字が小さく分かりにくい…

すぐ思いつくのはQRコードをつけて、ネット上で確認できるようにすること。

ですが、個人的には、1つ1つスマホのカメラを向けて、ネット上に飛んで、情報を確認するのは面倒だなと感じでしまいます。

こんな感じがあったら良いなと…

・アレルギーは表面の右下表記で統一し、共通のイラストで表示する

・食べ方は、表面に、レシピで大きく掲載

・食品添加物は、裏面に太文字で表示

・表面に、食品添加物の利用数によって共通マークで表示

 食品添加物を0個使用→食品添加物なしマーク、1個使用→1個使用マーク、2個使用→2個使用マーク

・原産地名は太文字

こんな食品表示になったら、私はとても選びやすいです(*’▽’)

食品表示検定

消費者の関心が高い食品表示。

その食品表示を体系的に学べる「食品表示検定」という資格が最近注目されています。

初級、中級、上級があります。

私は初級を持っております☆

どんなことを学べるか?

例えば…

問題)原材料表示の順番には、どのような取り決めがありますか?

食品表示法では、加工食品の場合は、

答え)

・原材料名欄に原材料と添加物を明確に区分して表示

・原材料は、最も一般的な名称で、使用した重量の割合の高い順に表示

・添加物も、使用した重量の割合の高い順に表示

いちごジャムの例です。

こちらのいちごジャムは苺が一番多く使われています。

砂糖も使われていますが、いちごの重量の方が重いので、いちごの甘さを活かしたジャムといえるでしょう♪

添加物はゲル化剤、酸化防止剤が使われています。

という感じです。

食品を選ぶ際に、少し賢く選ぶことができるようになります(*’▽’)

興味ある方はぜひチャレンジしてみてください。

・食品表示検定HP  (一社)食品表示検定協会

・参考テキスト

[改訂5版]食品表示検定認定テキスト・初級posted with ヨメレバ一般社団法人食品表示検定協会 ダイヤモンド社 2018年01月19日

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