椎間板ヘルニアの手術(ラブ法)を経験して【手術前日〜退院の体験記】

椎間板ヘルニアの手術(ラブ法)を経験して【手術前日〜退院の体験記】

夫がヘルニアで手術をしました。

今回は、入院→手術→退院の体験記をまとめます。

仕事しながら、ヘルニアで苦しんでいる方の参考になればと思います。

 

手術に至った経緯はこちら↓

・腰ヘルニアの症状と楽になった方法【痛みと戦った1ヶ月の体験談】

 

始めに…

痛みが我慢でき、自然治癒するのなら、手術はできるだけしないほうが良いです。

手術は、当たり前ですが、体に大きな負担がかかります。

自然治癒の確率は85%とのデータもあります。

つまり、ほとんどは自然に治るのです。

 

今回は、以下のような状況でした。

 

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手術前のヘルニア症状

椎間板ヘルニア(左腰椎4番、5番)

・10ヶ月経っても治らない

・直近1カ月は、痛みが酷すぎて、歩行困難

・通常時よりも足に力を伝えられなくなっていった

・ヘルニアが石灰化していた→長期化した原因??

・33才男性で仕事をしている、趣味は筋トレ

この現状を踏まえ、主治医さんと相談して、手術をする結論にいたりました。

 

ラブ法による手術

Love法(ラブ法)で手術を行いました。

内視鏡手術(MED法)ではなく、4-5センチを普通に切開する方法です。

 

理由は以下です。

・ヘルニア の一部が石灰化していた

・石灰化している近辺の背骨を削った方が、確実に痛みを取り除ける

・再発のリスクも低減できる

 

主治医から以下のような説明を受けました。

「Med法より2㎝ほど、傷は大きい。

そのため、術後の痛みが、Med法より、1日程度長いかもしれない。

しかし、実利を取った方がいい。

そもそもこの手術自体、悶絶する程痛いというわけではない。」

その通りだと思います。

 

手術した病院は、腰の治療で有名な総合病院です。

家の近くの整形外科で、紹介状を書いてもらい、通院することができました。

 

では入院→手術→退院までの体験談をまとめていきます。

今回も小説風にお送りします。

入院(手術前日)

・麻酔科医の診察

・夕食後の食事制限

・左太ももの除毛

 

手術前日、麻酔科医の診察があった。

診察と言っても、手術に用いる麻酔の説明とそのリスクについて説明を受けるだけ。

合併症やら、何やらと、起こり得る全てのリスクについて説明し、サインを求められる。

稀に起こることだとしても、聞いていて気持ちのいいものではないが、

「考えても自分で何とか出来る分野でもないし、なるようにしかならん、えーい」

とサイン。

 

そして、事前に聞いていた全身麻酔の他に、硬膜外麻酔というものをすることを知らされた。

自分:「先生、これ痛いんですか?」

先生:「人によりますけど、痛くて叫ぶ人もいれば、1発で硬膜外に上手く入ってそんなでもなかったって人もいますね。

希望でなければやらなくてもいいですよ?

やれば術後が楽になるだけの話ですから。」

 

…痛いのいやだな。。

 

「これって結局は先生の腕次第で痛さは変わるってことですよね?

先生が患者なら打ちますか?」

先生:「そうですね。

腕によります。

私は自信ありますし、私ならこの麻酔はやりますね。」

「んー、ではお願いします。」

先生:「分かりました。あっ、当日は私がやるとは限りませんので。」

「えーー、マジっすか笑」

 

結論から言うと、硬膜外麻酔はやっておいて良かった。

普通の採血検査の時とほとんど変わらない感覚にもかかわらず、術後がすごく楽になる。

私の場合は、全身麻酔から覚めた時に、手術患部よりも喉や尿管に違和感を感じた程だ。

硬膜外麻酔は是非オススメ。

 

この日の夕食までは何の規制もなし。

夕食以降は食べることは禁止。

水、お茶を飲むことはOK

手術中に何かを脚に付ける関係で、左脚の太ももの毛を剃られた。

 

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手術当日

・手術予定:14:00~16:00

・手術前後の絶飲食

・定期的な寝返り

 

<手術当日のタイムスケジュール>

・8:

 人生初の浣腸

 やらない人もいるみたいだが、本当にやっておいて良かった!

 理由は後述。

 

・午前10時まで:

 水、お茶のみ、飲むことが許された。

 

・午前10時~:

 T字帯と手術着着替える。

 点滴が入る。

 ここから、絶飲食。

 

・午後1:

 予定より1間早く手術室に呼ばれる

 えっ、早くね?と思いつつ、まともに歩行出来ないので、車椅子で手術室に運ばれることに。

 

 

手術室到着。

アルコールのような匂いや、数多くのライト、機械、オペ着を着た医師や看護師。

あー、本当に手術するんだなぁと実感すると共に、徐々に緊張していくのがわかった。

 

手術台に横向きになって、硬膜外麻酔。

まずは、硬膜外麻酔のための麻酔。

普通の採血検査程度の痛さだった。

 

麻酔が効いてきたら、硬膜外に打つ太い針を差し込んだ。

これも背中を局所的に押されたような変な感じだけで痛くはなかった。

「はい、終わりました。」

との声に、えっ、全然痛くない!

1人でテンションアップ。

意識があるうちに苦痛を味わうとしたら、これかなと思っていたので。

 

その後、仰向けになり主治医と軽く挨拶。

心電図が装着されているので、先生からめっちゃ緊張してるじゃん、ジムと同じくらいの心拍数だよ?笑と突っ込まれた。

まあ、初めての手術だし緊張するよね、でも安心して!と先生なりに、落ち着かせてくれた。

 

点滴の管から入れられたのか、酸素マスクから入れられたのか分からないが、麻酔科医から段々と意識が朦朧としてきますよーと言われ、何となく眠いような感じに。

これが麻酔なのか?と思っていたら、じゃあ本格的なやついきまーすと言われ、よし、来いと思った瞬間に意識が飛んだ。

時間にして3秒?もなかったかな。

 

気付いた時には、名前を呼ばれて無事に終わりましたよーと看護士に声をかけられながら肩を叩かれた。

無事に終わったと聞き、やっと苦しかったヘルニア生活に終止符を打てるのかと、身体中に安堵感が一気に浸透していくのが分かった。

 

家族には、手術直後に、主治医からの説明があった。

無事終了したとのことで、家族側も一安心。

主治医に、切除したヘルニアを見せてもらったった。

さきイカみたいなのがいくつもあって、結構大きいなという印象。

白ベースですが、ところどころ、赤くなっていた。

主治医によると

「赤くなっている部分が、炎症している部分です。

赤い炎症部分が多いので、これは痛かっただろうなと思います。

手術してよかった。」

とのこと。

 

術後は、酸素マスク、心電図、血圧計、点滴、傷口の管、尿の管と、6種類のもので身体がつながれていた。

全身麻酔が切れても、硬膜外麻酔がしっかりと効いているからなのか、患部の痛みも感じなかった。

尿管の違和感、喉の痛さ(全身麻酔中は呼吸確保の為に口の中に機械を入れられるため、術後は喉の違和感を訴える人が多いよう)の方が酷かった。

肝心の臀部から左脚全体にかけてあったヘルニアの痛みは全て消えていた。

これはまだ硬膜外麻酔が効いてるからなのか?頼む、消えてくれ!

こんな感じで夜を迎えました。

 

術後は定期的に看護士さんが体温、脈拍、出血量、尿量などを確認しにきた。

この尿量を確認する度に振動がそのまま尿管か膀胱に伝わり激しい不快感を覚えました。

それと同時に床ずれ防止の為にと無理やり寝返りをさせていく。

この寝返りが曲者だった。

寝返りをさせられる時、最も患部に痛みが走った。

 

いっそのこと仰向けで一晩過ごしたいんだけど!

これ本当に必要ですか?僕はこの仰向けが1番楽なんですけど

と言っても、問答無用で何回か寝返りというか寝返させられた。

 

痛みは、寝返りさえしなければ、色んな所に違和感は感じるものの、そこまで激痛というわけではなかった。

激痛に見舞われたヘルニア最悪期が、ミルコ、ヒョードル級の攻撃ならば、術後は一段重量級が下がったミドル級クラスの攻撃力のイメージ。

いや、それより下かも…

実際、全然寝れなかった最悪期に対して、術後の夜には、数時間は睡眠も取れた。

最悪期の痛みを経験してる方なら、手術後は余裕で乗り切れます。

 

術後1日目

・心電図と尿管が外れる

・食事が開始になる

・自力で無理やり寝返りが打てるようになる

 

朝の医者の回診で、脚や臀部の痛みが取れているのを確認できた。

YES!!!

この日は朝イチから心電図が外され、持参した服に着替えた。

 

同時に、尿管も抜いた。

「若いうちは早く抜いた方がいいでしょ、きっと今日中に歩けるようになるしねっ。

痛いかもしれないから深呼吸して下さい。」

と言われ、覚悟。

 

(うわー、痛くないはずないでしょ!?

だってあれだけ違和感あったんだよ?

てか、この管そのまま入ってるんだよ?

まぁいい、こいやオラー!!!)

 

…スポッ!

「はーい、終わりでーす!」との声に、入院中2度目の、

(えっ、痛くない!やったーー!!)

取り敢えず、1番違和感があった管を外してもらえたので、多少は楽になった。

 

ただ、外してもらったからにはトイレに自力で行かなければならない。

それはそれでマジかと。

なにせまだ起き上がれてもなかったので。

昼から歩行許可が出ました。

許可というより指示。

 

Love法であっても術後1日目から歩行出来るようになる人が多いみたいです。

それをしきりにアピールしてくる看護士さんたち。

「ほらトイレ頑張ろ!」

「起きれなかったらご飯はどうするの?」etc

えっ、何この鬼修行?マジかよ

結局、歩行はおろか起き上がることさえまともに出来なかった。

つまり、トイレにはいけないということになったのです。まさかのこの日はし尿瓶を使うという事態に

今考えるとよく分からない不安で押しつぶされそうになっていた。

 

また、尿管を入れた時に傷が出来たのか、尿を出す時に痛みを伴った。

我慢出来ない程ではないですが、すり傷を作ってそのままお風呂に入ったときのような感じ。

あー、なんかもう色々疲れたーっ。

浣腸をしていたおかげで、この日は便意を感じなかったことが救い。

 

また、この日から自力で無理やり寝返りを打てるようになりました。

 

術後2日目

 

・歩行器を使って歩行可能になる

・点滴と血抜き管が抜かれる

 

引き続きヘルニアの痛みはなかった。

ただ、微妙に痺れは残ってしまっている。

この日は朝から歩くと決めていた。

何が何でも歩けるようになってトイレに行けるようにならなければっ!と意気込んでいた。

意気込み過ぎて、四時起きです(そもそも寝返りの度に起きているのでそんなに寝れていませんが)。

朝イチで点滴を抜いてもらって、看護士に指導されながら、片足はほぼ引きづられてるような状態で、何とかトイレに行くことができた。

 

この日はトイレに行く度に状態が良くなっているのを実感し、驚いた。

腰の可動域がどんどん拡大していってる。

新たに出来た筋繊維に息吹が吹き込まれていっているイメージ。

激しい筋肉痛の時、身体を動かし始めた時は痛いけど動かしているうちに痛くなくなってくる感覚に近かった。

 

夕方には血抜き管を抜いた。

若干痛かったですが、一瞬で終わった。

この時点で、身体に通されていた全ての管が抜けた。

とても身軽。

そして、血抜き管を抜いた後はさらに動けるようになっていた。

この日が最も回復した日のように思う。

 

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術後3日目

・歩行器なしで病棟を歩ける

・イスに座れる

寝返りがかなり楽になる

 

痺れは残っている。

ちょっと再発リスクが頭をよぎる。

 

先生からは、「足も上がるし、反応も問題ないから経過良好ですよ。

痺れは、時間をかけて良化していくことが多い。

粘り強く見ていきましょう」と言われ、安心した。

患部の状態は更に改善。

ここまで来ると入院生活にも余裕が出てきた。

 

同時に早く退院したくなる。

そこは、主治医から反対されてしまいましたが。

この日は特段大きな検査はなかったので、ずっと本を読んだり、考え事をした日になった。

精神的にかなり落ち着いた日だった。

 

術後4日目

・患部のガーゼがテープになる

・シャワー解禁

・ゆっくりながら階段が上り下りできる

 

患部の分厚いガーゼが剥がれ、背中に感じていた違和感がなくなった。

そして、ガーゼが取れたので、シャワーを浴びることが出来た。

手術前日に浴びたのが最後だったので、久しぶりのシャワーです。

まぁなんて気持ちのいいことか。

シャワーって最高!めっちゃ幸せ過ぎ、今日こんなにツイテていいのかいなって気持ち。

何気ない所に1番の幸せがあるんだなって感じました。

 

術後5日目

・退院

午前中、荷物をまとめ、無事退院することができた。

 

入院中あってよかったもの

入院中、助かったものを厳選してまとめます。

 

・ペットボトルのストローキャップ

術後1日目はうまく起き上がれなかったので、ペットボトルにつけるストローキャップが便利でした。

100円ショップで売っています。

 

 

 

・手で持って食べられるもの

術後1日目はまともに起きられない状態だったので、病院のご飯が食べられませんでした。

枕元に、パンなど、手で持って簡単に食べられるものがあると、安心。

 

・ドライシャンプー

術後3日間はシャワーを浴びることができません。

頭をリフレッシュしたいとき、ドライシャンプーがあると気分爽快です。

 

 

 

振り返って

手術して良かった

手術しなければいつ治るかわからない状態だった。

そんな状態でQuality of lifeは保証されるのか?

 

息子が小さいのなんて今のうち。

抱っこなんて言ってくれるのもあと数ヶ月から1年。

人生において、そんな貴重な時間をヘルニアに悩まされて棒に振りたくない。

ゴチャゴチャ言わずに無駄なものはさっさと切除して良い人生に向かう!という考えで手術を選択した。

痛みに耐えられなかったというのもあるけど。。

結果的には、痛みを消すことを計画的に出来、貴重な時間と生活の質を買えたという点ですごく良かったと思う。

 

思っていた程、この手術は痛くないし、回復が早い

先生にもよるのかもしれないが、激痛に悶えた最悪期に比べたら手術はそこまで痛いという程ではなかった。

少なくとも激痛で数日間悶えるなんてことはなかった。

 

今後の筋トレはどうしたらよいか

筋トレにはまってしまった以上、もう止めるという選択肢は選択し難い。

ただ、今回のヘルニア再発の一端を担ってたことは間違いない。

幸いなことに、主治医が筋トレ好きの先生なので術後検診で相談していこうと思う。

 

ヘルニア痛かったランキング

1位:ヘルニア最悪期

(大きく飛び出して炎症を起こしていたとき)

断トツで一位です。

これを乗り切った人は、手術なんて余裕なはず。

 

2位:術後の夜の寝返り

これ、寝返りしなくても良い方法ないんですかね?

これがなきゃヘルニアの手術、めっちゃ敷居が下がる気が…

 

3:尿管外した後の排尿

男性特有なのかもしれませんが、ボディーブローのようにじわじわと。

術後2日目くらいまで痛かった。

 

 

関連記事で、術後の回復についてもまとめております↓

・腰椎椎間板ヘルニア手術後(love法)、どのくらいで仕事回復できる?【手術後の体験談】

 

各症状によって対処法は異なります。

専門家と相談して、適切な処置を受けましょう。

本記事は、あくまでも参考程度でお願い致します。

 

それでは、この辺で。

まったねー!

 

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