※2020年11月8日更新
何かと話題の「フードテック」
フードテックとは?ををまとめた記事はこちら↓
・【注目】フードテックとは?市場規模700兆円!?食の社会問題に挑戦できるビジネス
今回はフードテックで注目されている企業事例を紹介します。
新しい技術ということで、興味深いスタートアップ企業も沢山ありましたよ(^^)
食品開発の事例
代替プロテイン:BEYOND MEAT(ビヨンドミート)
(出所:BEYOND MEAT HPより)
代替プロテイン?
日本ではあまり身近に感じないかもしれません。
が、フードテックが必要とされるそもそもの大きな理由が、この代替プロテインにあります。
いつか、そう近未来にプロテインが足りなくなるかも!?
ということが起こっています。
そこで注目を浴びている企業が
BEYOND MEAT(ビヨンドミート)
アメリカの企業です。
大豆やエンドウ豆などを主原料とした、植物由来のひき肉やソーセージ、鶏肉を開発しています。
肉を作るよりも、植物を作った方が沢山収穫できます。
そこで、人口が増えすぎて、肉を作っていては供給が間に合わない!というところを、植物で代替するのです。
もちろん、菜食主義者の方にとっても大歓迎♪
ではどうやって、植物を肉のように表現するの??
ビヨンドミートは、肉のタンパク質や脂質などが、分子レベルでどのように構成されているかを分析しています。
このように、食品を分子レベルで解析し、新たな食品や料理の開発を研究することを「分子ガストロノミー」といいます。
分子ガストロノミー。
分子ガストロノミー。
分子ガストロノミー。
こちらも覚えておきたいキーワードです。
アメリカの大手スーパーマーケットであるホールフーズでは、BEYOND MEATは既に販売されています。
大豆ミート:日本ハム
日本ではなじみのない大豆ミート(植物肉)。
と、先ほどは言いましたが、日本でも兆しが!?
伊藤ハムが2020年に大豆ミートを発売。
じわりじわりと日本市場にも拡大していきそうな予感です。
ゼロミート:大塚食品
大塚食品も販売しております。
大豆由来のハンバーグやソーセージ。
ZERO MEAT( ゼロミート) シリーズ。
こちらは肉を使っていない、大豆由来のソーセージを食べてみました。
熱湯で2分ほどボイル。
食べた感想:
- そこそこおいしいです。
- パリッとはしない。
- 魚肉ソーセージに近いイメージ?
- 大豆とは分からない
結論:上出来の大豆ミートだと思います。
これで、低カロリー、高たんぱく、低脂質(≧▽≦)
通常のウインナーと比較すると…
- カロリーはゼロミートの方が低い
- タンパク質はゼロミート
- 脂質はソーセージの方が高い
よいのではないでしょうか◎
食品ロスを冷凍技術で削減:DAYBREAK(デイブレイク)
急速冷凍に関するコンサルティング、また自社の急速冷凍を活かした冷凍食品の開発、販売を行っている企業です。
フードテックを活かした商品は、冷凍のフルーツです。
名前は「Heno Heno」
(HenoHeno HPより)
少しのキズなどで商品化できず廃棄して食品ロスとなっていたフルーツたちを、特殊な冷凍技術で新食感に作り変えた商品です。
サクサクと噛める特殊な冷凍技術で、鮮度そのままのおいしさ(^^)v
農業生産の事例
スマート農業:Routrek Networks(ルートレック ネットワークス)
Routrek Networksは、日本発のIoT技術を用いて、高齢化、農業就業人口減、食糧危機などといった、日本・アジアが抱える農業問題の改善に取り組んでいる企業です。
Routrek Networksの主力製品は、AI搭載の土壌環境システム「ゼロアグリ」。
ゼロアグリは、ハウス内のセンサーから集められた情報をもとに、AIが適切に肥料を与え、生産者の作業時間を削減してくれるシステムです。
食品流通の事例
配達サービス:UberEats
Uber Eatsは、アプリで、一般の配達員が、レストランの料理を配達してくれるサービスを展開しているアメリカの企業です。
日本でもよく耳にするようになってきました。
注文する顧客は、自宅などのリラックスできる場所で、外食を楽しめます。
外食店は、売上が増えます
配達員は、隙間時間に収入を得られます。
アプリを使って効率化された仕組みも、フードテックの一つとなります。
新しいタイプの卸企業:八面六臂(はちめんろっぴ)
八面六臂は、主に生鮮品を、飲食店に卸す卸売業者です。
飲食店などの事業者は、生鮮品を市場仕入れるのが一般的です。
八面六臂は市場にいたるまでの流通過程をばっさりカットし、品揃えや価格などを実現しています。
(出所:八面六臂 HPより)
スーパー・外食の事例
テクノロジーで効率化店舗:ロイヤルホールディングス
店舗名「ギャザリングテーブルパントリー」
キャッシュレス決済のみ、掃除・食洗・配膳ロボット、新型調理器具など、最新技術をふんだんに盛り込んだ店舗を展開しています。
店舗に入ると、メニューではなくiPadが手渡されます。
注文が入ると、キッチン用ディスプレーに表示され、店員が調理を始めます。
「ごちそうさまでした(*^^)v」
食べ終わったら、iPadの会計ボタンを押します。
すると店員のApple Watchに呼び出しがかかり、テーブルの番号が表示されます。
会計用の端末を持った店員が席に出向き支払い完了。
支払い手段はキャッシュレスオンリー。
注文の受け付けから注文票の作成、決済まで一連の処理結果は全てデータとして管理し、物理的な紙や現金は一切使いません。
食品を扱っている店舗運用をテクノロジーで効率化すること。
これもフードテックの一つなのです。
分子ガストロミーの創作料理:SECRETO(セクレト)
(出所:SECRETO HPより)
料理を科学的に解明し、それを応用する学問「分子ガストロノミー」。
また出てきました!
分子ガストロノミー。
今、これを利用した新時代の料理が次々と生み出されています。
まるで、魔法のような体感したこともない食感、味わったこともない味の世界に誘ってくれる「分子ガストロノミー」の料理を食べられるレストランが
「SECRETO」です。
・SECRETO(ぐるなび)
アクセス:都営大江戸線牛込神楽坂駅 A1番出口 徒歩7分
住所:〒162-0855 東京都新宿区二十騎町2-23 1F(地図)
情報掲載日:2020年1月11日
調理スマート化の事例
調味料を調合するマシン:クックパッド
レシピで有名なクックパッドですが、新しいチャレンジを試みています。
全自動で、調味料を調合してくる機械「OiCy 」
本体に調味料のボトルが内蔵されていて、クックパッドのレシピ通りの調味料を自動で調合してれます。
残念ながら、現時点ではまだ販売されていません。
日本を代表する家電メーカー(パナソニック、シャープ、クリナップ、LIXILなど)と一緒に、製品化の開発中。
いったいどんなのが出来上がるのかしら!?
以上、企業事例でした。
結構、広範囲ですよね。
今後、どんな新しい技術革新が食の分野で起こるか!?
とっても楽しみです(^^)v
それではこの辺で。
まったねー!
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