外国産ブドウが安い!これってTPPの影響?日常生活の変化を数字で確認してみました

外国産ブドウが安い!これってTPPの影響?日常生活の変化を数字で確認してみました

2018年12月から施行されたTPP。

 

その影響か、外国産の輸入ブドウが少し安くなった気がします。

日常への変化を数字でみてみました。

今回の記事の結論を先にまとめてしまいますと…

外国産ブドウは、2019年1~4月でTPPの関税撤廃の影響で

オーストラリア、チリから輸入増

・ブドウ単価が安い

・関税分も安くなっている

キログラム単価が下がり、消費現場のスーパーでも安く感じる。

そして個人的には、購入頻度があがったよというお話です。

 

※参考 TPPについてまとめた記事はこちら↓

TPPとは?加盟国は?いつから施行されるの?簡単に分かりやすくまとめてみました

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日常生活での変化

子供って果物大好きな子が多いですよね。

子供が生まれてから、果物の購入頻度があがりました。

そんな中で、買いやすくて、喜んで食べてくれるのが、「外国産の種なしブドウ」です。

最近少しお求めやすくなってきたなと感じます(^^)/


<外国産ブドウ>

スーパーとかで目にする印象価格

(個人的に。あくまでも参考値)

・2018年:100g当たり78円

・2019年6月:100g当たり68円

安く売れるようになったので、モノが動くのでしょうか。

売場面積も拡大されて、果物コーナーの顔になっているときも多くありました。

 

TPP発効前の関税

外国産ブドウの価格がさがったのは、はやりTPPの関税の変化が要因でしょうか?

確認していきましょう。


まずは、TPP発効前の関税を確認します。

・3~10月:17% (国内産ブドウ出荷時期)

・11月~2月:7.8%

 

補足として

オーストラリアとチリは、日本と経済連携協定(EPA)を結び、段階的な関税撤廃を実施していました。

TPP発効前の3~10月の関税は、

・オーストラリア:9.3%

・チリ:4.3%

でした。

 

TPP発効後の関税

即時関税撤廃です。

つまり、今までかかっていた関税がかからなくなりました。

単純に原価に+8%、10%、17%とかかかっていたものがなくなったのです。

いえ~いヽ(^o^)丿

外国産のブドウをよく買う家庭は「ばんざ~い♪」ですね。

 

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外国産ブドウの輸入量の変化

関税の影響を分かりやすく、次のようにします。

2017年:関税大 →2018年(EPA):関税中 →2019年(TPP):関税なし

 

まずはTPPが発効される前、2018年の年間データを確認してみます。

TPPの1つ前のステップ、EPAでの影響で、多少は輸入量は上がっているのではなかろうか?

2017年→2018年

(出所:財務省貿易統計(輸入) 農林水産物輸出入情報 より筆者作成)

はいっ!

数量(㎏)、金額ともに伸びてました★

数量(㎏)の伸びが18.4%増。

 

もちろん、数量も伸びているので、トータルの輸入金額も伸びています。

金額の伸びが17.7%増

(出所:財務省貿易統計(輸入) 農林水産物輸出入情報 より筆者作成)

金額ベースよりも、数量ベースが伸びているので、多少単価が下がっていっぱい買われた?と推測しました。

 

<ブドウの国別キログラム単価 2018年>

・アメリカ合衆国 347円/㎏

・オーストラリア 321円/㎏

・チリ 243円/㎏

(出所:財務省貿易統計(輸入) 農林水産物輸出入情報 より筆者計算)

アメリカ産とチリ産では、1㎏あたり100円も違います。

チリ産ブドウ、安い!

 

2018年の国別輸入量を見てみます。

<2018年外国産輸入数量 上位ランキング>

(出所:財務省貿易統計(輸入) 農林水産物輸出入情報 より筆者作成)

1位:アメリカ

2位:オーストラリア(EPA)

3位:チリ(EPA)

キログラム単価は、アメリカ→オーストラリア→チリの順に安くなります関税の影響で、オーストラリア、チリ産のブドウ輸入量が増えた!?と推測します。

2018年は、まだアメリカが第1位ですね!

 

では、TPP発行の、2019年はどうでしょう?

1~5月実績を見てみましょう!

ドキドキ(*’ω’*)

じゃ~ん!

(出所:財務省貿易統計(輸入) 農林水産物輸出入情報 より筆者作成)

輸入量が上がったことが分かりました。

1~5月は金額ベースで前年比134%増

 

国別でみると

1~5月の累計金額では

1位:オーストラリア、2位:チリ、3位:アメリカ

(出所:財務省貿易統計(輸入) 農林水産物輸出入情報 より筆者作成)

TPPに参加していないアメリカが3位に!

オーストラリア、チリ産の輸入ブドウがどこまで伸びるのか!?

TPPの影響を、数字として発見できました(^^)/

 

おまけで1㎏あたりの輸入単価をみてみましょうか。

1~5月の輸入単価274円/1㎏

(出所:財務省貿易統計(輸入) 農林水産物輸出入情報 より筆者作成)

前年同期10%安です。

これは、オーストラリア産、チリ産ブドウの輸入量が増えたからと考えています。

繰り返し、2018年のデータです。

・アメリカ合衆国 347円/㎏

・オーストラリア 321円/㎏

・チリ 243円/㎏

 

2019年の年間データが出た時、どのくらいTPPの影響が数字に出るか、そして消費の現場で体感できるのか。

意識したいと思います。

 

日本の国産ぶどうの影響

TPPがこれほど数字にでてくると、国産ブドウはどうなるのか?

少し考えたいと思います。

同じぶどうはぶどうでも、国産のブドウは別のフルーツの印象です。

例えば、巨峰、ピオーネ、シャインマスカット、デラウエア…

味、大きさ、価格帯、が違い過ぎて、「どっちにしようかな~」とは比べにくいと考えております。

 

なので、外国産のブドウの関税10%前後がなくなったところで、そこまで影響しないかなと考えます。

1パック598円の巨峰と、1パック350円の外国産ブドウ。

例えば10%分外国産ぶどうが安くなりましたとして。

1パック598円の巨峰と、1パック315円の外国産ブドウ。

巨峰を買いたい人は巨峰を買いますし、外国産ブドウを買いたい人は外国産ブドウを買いますよね、きっと!

今まで598円の巨峰を買っていたけど、外国産ブドウが350円→315円になったから、外国産ぶどうを買おう~♪

って人は少数派ではないでしょうか。きっと。

 

むしろ、日本の国産ブドウを海外に売り込むチャンスっ。

日本のブドウは、お菓子のような甘さです。

シャインマスカットなんて、もう。

 

輸出の経路を見出して、国内のブドウ農家がどんどん活性化していったらよいなぁと思います。

 

国内の都道府県別収穫量を見てみました。

(出所:農林水産省 平成30年産日本なし、ぶどうの結果樹面積、収穫量及び出荷量)
1位:山梨県 4.1万t(24%)
2位:長野県 3.1万t(18%)
3位:山形県 1.6万t(9%)
4位:岡山県 1.5万t(9%)

上位の産地には、頑張って、日本の魅力を発信していってほしいですね!

 

<2018年の年間ブドウ生産量と輸入量>

国内産生産量:約17.4万t。
輸入量:約3.6万t

2019年はどちらも伸びていく?と期待しています。

 

関連記事で、キウイについてもまとめてみました↓

国内消費の8割が輸入品であるキウイ!TPPの影響は?


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