今まで、収益性が高く、活き活き輝いている企業分析を10社、記事にしてきました。
(日経新聞で掲載されている年間売上100億以下の上場企業(NEXT1000)で、5年間の平均純利益が高い10社を分析しております)
各記事はこちら
・光製作所~生産性の高い家具メーカー~
・エフオン ~収益力のある日本初のESCO事業専業の会社~
・福井コンピュータホールディングス ~収益力のあるCADソフトウェアの会社~
・収益性の高い企業 ~ラッパのマークの正露丸 大幸薬品~
・収益性の高い企業 ~加工の総合商社 日創プロニティ~
・収益性の高い企業 ~オンリーワンを成し遂げた電子基板薬品のメック~
・M&Aキャピタルパートナーズ ~選ばれし人材とともに世界最高峰の投資銀行を目指す会社~
・ソースネクスト~スピード感ある営業力と開発力で、次の常識をつくりだすソフトウェアの会社~
・巻き起こせ!日本医療現場とのスパイラル!!~収益性の高い会社 医療機器メーカーの大研医器~
・わくわくが止まらない! 小径エンドミルのニッチトップの会社 日進工具
どの企業も、各業界大手の売上の10分の1、100分の1という規模ですが、生産性が高く、しっかりと利益を残しております。
今回分析した企業は中小企業の定義からは外れる会社もありますが、最大手の規模の経済で価格競争に勝てる体力がどしんとある企業ではありませんn。
あ、ちなみにちなみに、中小企業って、日本のどのくらいを占めるかご存知ですか?
日本の中小企業の数は、なんと!全体の99.7%!!
大手企業は0.3%しかありません。
(出所:2017年版中小企業白書 平成29年4月中小企業庁調査室)
中小企業の定義は以下になります。
(出所:2017年版中小企業白書 平成29年4月中小企業庁調査室)
日本の今後の少子高齢化を考えると、規模が小さくても、高い収益性を残し、会社自体が活き活き輝いている企業は、目指すべき姿と考えます。
そこで、今回はこの目指すべき姿10社を分析し、この10社の中でよくある共通点、あるあるポイントをまとめます。
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活き活き企業のあるあるポイント
大きく以下3点であると考えます。
・着実な利益を経営目標に挙げている
無理な売り上げを追うのではなく、着実な利益を経営目標にあげています。
・従業員とその家族の幸せを第一に考えている
従業員が幸せに仕事ができること、そしてその家族が幸せに生活できることを大切にしています。
従業員が幸せに仕事ができるというのは、やりがいがあり、社会貢献性も強い事業内容で、プロフェッショナルに自分の能力を高められること。
そして従業員の家族を含めての幸せとは、企業がしっかり稼いだ収益を社員に還元するため給料も高く生活に余裕があること。そして家族との時間を大切にできるよう従業員のワークライフバランスが保証されていること。
・世界オンリーワンの製品・サービスがあること
視野が広く、世界を見据えています。それも日本の力を上げるためという意識が高いです。
そして価格競争に巻き込まれない世界に通用するオンリーワンの何かがあります。
世界オンリーワンは「はい!できました~♪」って簡単にできるものではありません。
世界オンリーワンをつくるために、そこに関しては研究費、設備投資、人材投資を怠りません。
日常でアイデアを募る仕組みが根付いていたりします。
そして、なんといっても、これらをしっかりと社内に浸透させ、先見眼で今後を考え、会社全体をマネジメントしていくトップのマネジメント能力が支えております。
イラストでまとめるとこんな感じです。
このような企業が日本でどんどん増えていき、日本全体が活気ある魅力的な国になってほしい。
そして、そのために自分ができることを全力でしていきたいと思ったのでした。
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