巻き起こせ!日本医療現場とのスパイラル!!~収益性の高い会社 医療機器メーカーの大研医器~

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企業分析
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企業規模が年売上100億円以下で、儲けをしっかり出しているキラッと光る企業第9弾です。

9社目は医療機器の会社「大研医器」。

収益性の高い要因について、探っていきましょう。

 

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大研医器ってどんな会社?

会社名 :大研医器株式会社
売上高 :8,399 百万円
営業利益額 :1,711 百万円
経常利益額 :1,714 百万円
純利益額 :1,246 百万円
従業員数 :305 人
従業員平均年齢 :39 才
従業員平均給与額 :576 万円
払込資本金額 :6,781 百万円
発行済株式数 :31,840,000 株 (平成28年度実績)

28年度の売上は約83億円、税引後当期純利益が約12億!

またまた収益性の高さには驚きです。

 

事業内容は、医療機器の企画、開発、製造、販売です。

主力製品は麻酔、院内感染防止関連の製品です。

主力製品は国内トップシェアを獲得しており、医療業界での存在感はずしりとしたものがあります。

 

そんな大研医器ですが、目指す姿があります。それは…

世界に輝く、高度先進医療機器メーカー!

医療現場との価値創造スパイラルを起こして、世界で輝く企業を目指しています。

日本の医療現場での声をとても大切にしている企業です。

医療現場から信頼されている営業力で、これからの日本医療に必要な声を、耳をダンボにして漏らさず聞きます。

それを企画、開発、製造、販売と一気通貫した体制で、ぐわーっと作り上げ、現場に届けるのです。

まさに現場を駆け回り、新しい価値創造を行うスパイラスを巻き起こしています。

そして、世界で輝く企業を目指して日々仕事をしています。

 

大きな強みは以下に挙げられます。
・医療現場からニーズをくみ取る力、営業力
・独創的でオンリーワンな製品を製造することができる企画力、開発力
・開発から販売までのトータルで提案する力
・変種変量、少量多品種の顧客への柔軟な対応
・高い収益性と負債の少ない安全な会社経営

日本の医療現場の声を大事にして、現場と一緒になって、医療機器で日本医療を支えていこう!という強い意志が感じられます。

以上をまとめまして、大研医器を人に例えるとこんな感じです。

 

高い収益性を出せる仕組み

さて、このような大研医器ですが、収益性の高さはどのように実現しているのでしょうか。

高い収益性を出している要因として、2つあると考えました。

 

①オンリーワン製品があること

強みである医療現場からニーズをくみ取る力、営業力と、独創的でオンリーワンな製品を製造することができる企画力、開発力から、オンリーワンな主力製品が大研医器にはあります。

やはりオンリーワンの製品は強いですね!

高い収益性を維持できている企業のあるあるだということに気が付きました。

価格競争に巻き込まれない強い企業になれるからですね。

 

②「半分」ファブレスのビジネスモデル

fab(工場)を持たない(less)、ファブレス経営。

(ファブレス経営についての記事はこちら)

それを半分採用しているのが大研医器です。

まず自社で開発し、製造からカスタマーサポートまで行います。

その後、納品数が軌道に乗って大量になり、製造がルーチン化できると、外部に受託。

この半分ファブレス経営は、製造ノウハウを社内に維持しながら、コスト競争力を高めることができるのでいいとこどりです。

企画、開発、製造、販売の一気通貫の大研医器の強みは維持しつつ、企画、研究開発に人材を投資できる。

大研医器の強みをさらにレベルアップできるビジネスモデルになっています。

 

 

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大研医器を取り巻く環境

日本の医療機器の市場は伸びています。

2015年で2兆7千億円を超えています。

(出典元:厚生労働省 薬事工業生産動態統計)

世界でもぐんぐん伸びています。

(出典元:BMI Research “Worldwide Medical Devices Market Forecasts to 2021” よりみずほ銀行産業調査部作成)

先進国の高齢化が関係しているのではないかと考えます。

 

市場がの伸びている医療機器ですが、日本の国際競争力をみてみましょう。

日本の競争力は、内視鏡分野では突出していますが、全体的にはまだまだ通用してなさそうです。

(出典元:平成28年度 日本企業のモノとサービス・ソフトウェアの国際競争ポジションに関する情報収集(NEDO)(平成29年3月))

日本市場においても、医療機器は外資系の製品が大きなシェアをしめています。

まだまだ伸びしろあり!です。

海外の製品は日本人の体格に合わなかったりと、医療現場での満たされていないニーズは山ほどあるのです。

このような背景には、日本では医療機器の実用化に時間がかかるのが原因の一つにあります。

このような状況を日本としても何とかしたいと考えています。

国がオールジャパンのプロジェクトを立ち上げています。

(出典元:我が国医療機器産業の現状 平成29年12月経済産業省 商務・サービスグループ医療・福祉機器産業室)

 

今後の注目ポイント

大研医器の強みである
・医療現場からニーズをくみ取る力、営業力
・独創的でオンリーワンな製品を製造することができる企画力、開発力
・開発から販売までのトータルで提案する力
・変種変量、少量多品種の顧客への柔軟な対応
を使って、日本市場のニーズを的確にとらえ、魅力的な製品を生み出せるかがポイントです。

日本の医療現場を、よりよいものにできるか、今後の活躍が楽しみです。

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