TPPってなに?
TPPを全く知らない方が、簡単に理解できる入門記事です。
TPPとは?
TPP(Trans-Pacific Partnership)=
環太平洋パートナーシップ協定
環太平洋に沿った11カ国で、
「国内で商売できるような感覚で、自由に貿易しようよー」
「そして、みんなで経済を活性化していこうよー」
ということ考えました。
それを実現するためのルールがTPPです。
TPPは、経済連携協定 です。
これはどうゆうことか?
経済連携協定の関連語として、自由貿易協定(FTA)というものがあります。
FTAは、財・サービス貿易の自由化を目指したものです。
経済連携協定は、FTAを軸にしながら、もっと広義で自由に連携していくことを目指します。
具体的には、以下のような項目も自由にやり取りできるようにしていきます。
・人(労働力)
・カネ(資本)
・知的財産権
・競争政策に関するルール作り
・経済制度の調和
・紛争処理手続き
つまり、TPPは、モノの関税だけでなく、サービス、投資の自由化を進め、さらには知的財産、電子商取引、国有企業の規律、環境など、幅広い分野でルールを構築することを目指します。
このような広い意味での協定ですが、分かりやすいのが、モノの貿易の関税撤廃です。
関税撤廃に関してみると、日本の全貿易品目(9,018品目)の、なんと95%の関税が最終的に撤廃され、関税が残るのは農林水産物443品目だけになります。
FTP、TPPについてまとめた記事はこちら↓
・FTP、EPA、TPPとは?違いは?貿易に関する協定の違いを簡単に解説
TPPの加盟国
次にTPPの参加国をみていきましょう。
参加国は11か国(TPP11)。
オーストラリア、ブルネイ、カナダ、チリ、日本、マレーシア、メキシコ、ニュージーランド、ペルー、シンガポール、ベトナム
この11か国の人口合計は、約5億人(世界の約6%)にあたります。
11か国のGDP=国内総生産の合計は、日本円にして約1,100兆円(世界全体の13%)。
TPPは、世界を動かす大きな経済連携協定ですね(*’ω’*)
TPPのアメリカ離脱
交渉スタート時、TPPの参加国にアメリカも存在していました
しかし、トランプ大統領就任→TPP離脱(^^;
アメリカが参加していた時は、TPP参加国で、世界のGDPの40%近くを占めておりました。
・人口が約8億2000万人(世界の約11%)
・GDPは約3200兆円(世界全体の約37%)
アメリカの影響力ってすごいΣ(・ω・ノ)ノ!
施行時期
2018年12月30日から発効しています。
この日から完全施行というわけではありません。
徐々、徐々にというイメージ。
物によっては10年かけて関税を、20%→10%→0%と無くしていく場合もあります。
まとめ
確実に生活に変化のある協定です。
どうな変化があるか?
日常の中で探していきたいと思います。
日常の変化が、TPPの影響であることを確認した記事はこちら。
・外国産ブドウが安い!これってTPPの影響?日常生活の変化を数字で確認してみました
それでは、まったね!
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